転職エージェントを使わないで転職を成功させる方法|コネ?SNS?現代人のリアルな転職事情とは

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キャリアアップといえば転職エージェント!
転職サイトにはない非公開求人で優良求人をゲット!

というのはビジネスマンの常識…
でしたが、ここ最近は採用のコストダウンを目的に、転職エージェント以外の方法で中途採用を行う企業が増えています。

企業が積極的に個人をスカウトする『ダイレクトリクルーティング』という言葉はすでにメジャーに。
求人に応募してきた大量の就職希望者を数ヶ月かけてスクリーニングする、いわゆる受け身の採用(企業視点で)は新卒でも中途でも少しずつ減ってきています。
人材不足の中、待っているだけでは優秀な人材を確保できないことに加え、採用にコストをかけられる体力のある企業が減ってきているのも現実。

この記事では、転職を3回経験し、自身も中途・新卒採用を担当したこともある筆者が、現代人のリアルな転職事情をレポートしていきます。
正しいキャリア選択とスピード感、どちらも求められる現代の転職活動。キャリアアップを目指す人はぜひ一度お読みください。

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転職エージェントを使わない転職方法とは

企業側も中途採用にかける時間・コストをできるだけ削減したいのが本音。
大手の転職エージェント、転職サイトだけに頼った採用だけでは良い人材を採れません。

ポジションに見合うスキル、経歴がある人材をできるだけ早く、確実に見つけられるサービスも増えてきています。同時に、転職者も自分のスキルを発信して見つけられやすくする努力が求められています。

エンジニア中心に広がる転職用ポートフォリオ

デザイン系のクリエイターは、自分のWEBサイトやYouTubeなどに制作物を掲載している人も多いですよね。いわゆるポートフォリオと呼ばれる作品集です。企業への転職だけではなく、フリーランスとして仕事を受注する時にも必須です。

プログラマー、ITエンジニアでは『GitHub』を使っている人も多いでしょう。
GitHubは、ものすごくカンタンにいうとITエンジニア向けのポートフォリオ。自分の書いたコードを公開できるWEBサービスです。法人アカウントでは、ソースコードのレビューやバグ解析に用いられることも。
企業によっては中途採用にGitHubアカウントの提出が求められることも。特に即戦力を求める開発の最前線やベンチャー企業では顕著です。
『自分はこんなものが作れます』ということがダイレクトに伝わるわけですから、ヒドいコードを見られてしまってはマイナスポイント!とはいえ、実力が評価され、採用のギャップが減るという点ではお互いメリットの方が大きいでしょう。

LinkedINとダイレクトリクルーティング

では普通のサラリーマン…いわゆる営業や経理、人事にマーケティング、生産、研究、品証などの人はどうすれば良いのでしょうか。

研究職にとっては論文や特許などがポートフォリオになりますよね。メーカーの開発職なら、開発に携わった商品そのものがポートフォリオになります。
ただし論文や商品開発には多くの人が関わるため、個人だけの実績としては認められづらいのがリアルなところ。
彼らも多くのサラリーマンと同じように、キャリア全体の経歴や実績を評価されます。

サラリーマン(若手〜ハイクラス向け)の”ポートフォリオ”と言えばLinkedINです。
ビジネス向けのSNSとして履歴書・名刺代わりにもなります。
私は外資メーカー勤務ですが、外資ではLinkedIN経由の採用も活発なため、若手から社長までほとんどの社員がアカウントを持っています。

LinkedINの使い方

PGの公開ページですが、このように企業のフィードと合わせて世界中のポジションで求人が公開されています。
私は名前非公開で今はほとんど活用していませんが、それでも経歴だけで毎週検索され、大手からメッセージが届くこともしばしば。謎の外国人からのスカウトも多いですが苦笑

”実名の履歴書を全世界に公開する”

昔では考えられませんでしたが、今ではこのようなオープンな転職活動がメジャーになりつつあります。
企業も転職者も、エージェントの”非公開求人”や”非公開登録者”に頼らず、ピンポイントでアプローチできます。

就活サイトやビズリーチで『待ちの転職』をするメリット

転職エージェントのデメリットとして…

  • 常にエージェントと連絡を取り合わないといけない
  • 応募しないと登録解除や紹介してもらえなくなる

を挙げる人も。確かに転職エージェントでは『興味はあるけど、ゆっくり活動したいから求人情報だけよこして』みたいな態度は嫌われます(笑)

しばらく受け身で転職活動したい人は、リクナビNEXTビズリーチなどの転職サイトの方が役立ちます。

LinkedINと同じように、履歴書を登録し、企業からのメッセージ受取は有効にしながら、情報収集メインで活用する。
転職エージェントとは違い、フレキシブルな使い方ができます。

日系メインで転職する場合、リクナビNEXTなら中小〜大手の公開求人メイン、ビズリーチはハイクラス、高年収向けと良い感じで住み分けできるもGood!
LinkedINと違い、転職情報・ノウハウが学べるのも大きなメリットです。

#Twitter転職 が流行中!?SNS転職のメリットとデメリットは

#Twitter転職で検索してみると、ITエンジニア中心にTwitter転職が活気付いているのがわかります。
RT、リプライ数も多く、面接や内定まで到達している人も見受けられます。

転職エージェント、転職サイトの人材は多勢vs多勢のシステムです。
スピード感、低コスト、即戦力を求める中小、ベンチャー企業にとってTwitterは人材を探すのにベストマッチしています。

匿名ベースでも転職につながるのがLinkedINとの違いですが、ここまで軽くなると、イタズラや詐欺に近い案件も増えてきます
ある程度フォロワーがいる人はDMで怪しい人からメッセージが届くことも多いですよね。#転職希望なんて格好のエサ。

発信ツールとして便利なTwitterですが、信用できる相手を見極められるか、相応のリテラシーも求められます。

意外な落とし穴|企業へのダイレクトメールが効果抜群!?

企業はなぜ転職エージェントを使うのか。

  1. ポジションにマッチした人材が欲しい
  2. コストはなるべく押さえたい
  3. 転職サイトに求人を出すと、応募が多すぎて採用の精度が落ちる。時間もかかる。
  4. でもなるべく多くの人から、優秀で自社に合う人材を探したい。
  5. 少しお金はかかるけど転職エージェントで一次スクリーニングしてもらって優秀な人材を紹介してもらおう。

こういう背景から、企業は転職エージェントを使わざるを得ないのです。
この企業の”悩み”を解決する方法はないでしょうか?

案外効果的で、ほとんどの転職希望者が実行していないこと。
それが、企業へのダイレクトメッセージです。

転職活動は『自分という商品を売る営業』でもあります。

レジュメを作成して、自分はこんな価値を提供できます…
採用しませんか?ポジションはありませんか?

これだって立派な転職活動!
海外では企業に個人がアポを取る転職活動はむしろメジャーです。

ほとんどは門前払いでしょうが、企業がもし人材を欲しがっていた場合、あるいは求人を出そうとしていた場合…
企業にとっては年収の数十%とも言われるマージンを取られずに採用するチャンスでもあります。
(※エージェントの非公開求人情報を知った上で連絡を取り合った場合、契約違反、トラブルに繋がるため注意しましょう。)

もちろん、履歴書の”見せ方”やそれなりのスキル、実績がある前提ですが、転職はパイの奪い合いです。

『失礼のない範囲でなりふり構わず』

アクティブに動いて、理想のキャリアを手に入れましょう。

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企業、求職者から見たこれからの転職エージェント

より速く、より安く、より正確に。

こういう採用トレンドに、従来の転職エージェントが置いていかれつつあるのが現状です。

新卒一括採用が見直されつつあり、トヨタですら『終身雇用は難しい』と断言してしまう昨今。
間違いなく転職マーケットは活発になりますし、イチから育ててくれる企業も減っていくでしょう。
企業にとっても、今まで以上に『コイツだ!』と思った求職者をその場でスカウトできるようなスピード感が求められてきます。

とはいえ、多くの求職者、多くの求人からマッチングできるチャンスがある転職エージェントのメリットは消えません。大手の中途採用はまだまだエージェントがベース。
SNS、ダイレクトリクルーティング、転職エージェントと、様々なメディアでスキルを発信できる人ほど、良いポジションと出会う確率は上がるのです。

職種やキャリアプランごとに最適な転職メディアは変わります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、ベストなキャリアを探しましょう。それでは。