夜勤のメリット&デメリット|夜勤を望む人、嫌がる人の理由は

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私はメーカーに勤めて10年近くになりますが、ここ最近人事スタッフが『夜勤に人が来ない!』と叫んでいます。正確には、夜勤がある工場スタッフへの求人応募者がめちゃくちゃ減っているんです。

私も生産技術の部署にいた頃は、工場研修や製造立ち上げなどで夜勤や早出シフトで働いていた事があります。
今は研究職なので完全日勤ですが、夜勤時代を思い返すと正直『もう夜勤は無理!』という気持ち。働いてみると案外慣れるものですが、それでもやはり失うものが大きすぎました…。

工場や病院勤務を考える人には切っても切り離せない『夜勤』という勤務体系。
この記事では、工場夜勤のメリットとデメリットについてまとめていきます。

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夜勤のメリット・デメリット

夜勤とストレス

工場勤務や看護師、介護士、輸送業、コンビニなどの飲食店など、交代勤務の職場は数え切れないほど。そのワークスタイルにはどのようなメリット、デメリットがあるでしょうか。

メリット:給料の高さと平日休み

夜勤で働く場合、深夜労働手当によって22~5時に働いた分は通常賃金の25%以上を上乗せすることが、労働基準法で定められています。
例えば基本給25万円の工場で3勤3休シフトで働いた場合、月の給料は深夜手当だけで約4万円アップします。(例:12時間交代で日勤3日→休み3日→夜勤3日→休みのサイクルの場合)
交代勤務手当でさらに上乗せしているメーカーもあります。
さらに残業が加算されると、時給1,000円の人は夜勤+25%&残業+25%で、時給1,500円となりますね。

また、土日祝休みのカレンダーからは外れるため、平日の日中に自由時間を作れます。役所や学校行事、混雑を避けて遊びに行けるのは大きなメリットです。
反面、土日休みの人と予定が合わせづらいというデメリットもあるのですが…空いているカフェや観光地、道路などは快適ですよ。

平日休みの圧倒的優越感!土日祝に働くサラリーマンがそのメリットを教えます

デメリット:夜勤は寿命を縮める!?体調管理と不規則な生活

Davisらの論文によると、夜勤を含む交代勤務シフトで働いている人は、睡眠不足などでホルモンバランスが崩れ、乳がんにかかるリスクが高くなると報告しています。
『夜勤は寿命を縮める』と言われますが、不規則な生活リズムを続けるのが体に良いわけありませんよね。フランスのヴィスナール教授は”夜勤は10年寿命を縮める”という研究結果を報告しています。他にも不眠胃腸疾患自律神経失調症を引き起こしやすいと言う報告も。

ただ、実際に夜勤で働いてみると、慣れたら辛くはないのです。
シフト勤務で働く人には『夜勤なら夜勤でずっと同じシフトで働きたい』という人も。
そう、夜勤が辛いのではなく、日勤↔︎夜勤を数日スパンで繰り返すのがツラいんですよね。

日勤↔︎夜勤に体を合わせるために就寝時間を調整しないといけないし、”3休”のうち1日は眠い目を擦りながらボーッと過ごしてしまいます。そうするとどこか体調も悪くなってきて…
私が担当製品の製造テストに立ち会っていた時、工場に合わせて朝3時に出勤したり、逆に日中は休んで夜20時に出勤したり、不安定な勤務が一週間続きました。
プロジェクトは上手くいったものの、テスト明けに体調を崩して寝込んでしまいましたね(苦笑)

夜勤を希望する人は、休憩時間や仮眠室の有無、交代時間休日日数などをよく確認してから求人に応募しましょう。

夜勤は残業がないって本当?

工場やシフト勤務の職場は残業がない、定時に必ず上がれると言う人もいますが、もちろん残業はあります。慢性的に人が足りていない職場や、トラブルが起こった時など、定時に帰れる日ばかりではありません。

特に今は交代勤務の職場を希望する人が少ないため、人材不足に陥っている工場も多いです。
介護施設や病院なども同じです。そのため、ギリギリの人数で24時間のオペレーションを維持している職場が増えているのです。

実質24時間勤務!?夜勤よりも辛いマネージャーの日常

2交代、3交代の職場で辛いのはシフトで働くスタッフだけでしょうか。普段は日勤で働いている管理職も人ごとではありません。

機械が壊れた、製造が止まった、スタッフが怪我した、いつもの違う製品が出来てしまった…
このようなトラブル時に、判断と責任を追うのが管理職です。
職場によっては、24時間いつスタッフから電話がかかってくるかわからないことも。そう言う意味では実質24時間勤務と言えるかもしれません。

リーダーが判断できたり、トラブル時の対応をスタッフ全員がカバー出来ていれば問題ありませんが、なかなかそう言う職場だけではありません。マネージャー職は日勤の求人でも注意が必要です。

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夜勤で『働きたい派』と『働きたくない派』の意見

最初の話に戻りますが、私の職場では最近とにかく夜勤に人が集まらないのです。ハローワークや求人サイトでも、交代勤務と書かれているだけで応募しない人が多数。
まぁ正直、できることなら夜勤で働きたくないですよね…。
夜勤で稼ぎたい!と言う人は多いですが、夜勤が好き!と言う人は見たことありません。

『夜勤ありきの給料』で生活するリスク

ただ、世の中には夜勤で働きたがる人もいます。その理由はただ1つ、『金』です。

夜勤シフトは賃金25%アップ。工場のオペレータでは求人に資格やスキルもそこまで必要とされません。そのため、”誰でも応募できる求人”の中では比較的高待遇に見えます。
ただ、中小メーカーの工場ではそれでも生活に余裕が持てるほどではなく、夜勤手当でなんとか生活を維持している人も。
マイナビ転職のデータでは、登録されている全316種中、”工場生産・製造”は262位(平均444万円)とかなり低い位置に。もちろん交代勤務求人も含めての順位です。

引用元:職種別 モデル年収平均ランキング|マイナビ転職

不動産営業や戦略コンサルは激務であるものの年収ベースも高い。同じ職種でも給料が高い業界を探すことも転職のポイントとなる。

僕の経験では、ずっと工場勤務で働いてきた人は、日勤への異動を嫌がる人の方が多い印象です。
夜勤ありきのライフスタイルに慣れてしまえば、日勤への異動は給料が下がる、休みの日数も減るだけでデメリットしかないのです。

この根底には『日勤勤務では生活に十分な給料が支払われない』と言う闇があるのですが…
特に、夜勤が多い業界(工場や医療、飲食など)は低賃金や厳しい労働環境が話題になります。
夜勤ありきで生活してきた結果、夜勤から抜けたくても抜けられない人が増えています。

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おわりに

日本の製造業、介護や医療の場、そして24時間いつでも利用できる飲食店など、今の日本は『夜勤』の人たちで回っていると言っても過言ではないでしょう。
ただ、こう言う職場に限って労働環境や、健康へのケアが行き届いていないことも少なくありません。賃金を改善、休憩や仮眠時間の確保、残業の限定など対策を打たないと『割りに合わない』と考える人はどんどん増えていきます。

『それでも夜勤を抜け出せない』と言う人は、日勤でも年収キープできる仕事へ転職するのも1つの選択肢。タフな人はOKですが、金のために働いて体を壊しては将来の年収も捨てることになります。
今と将来をよく考えて、自分に合ったワークスタイルを選びましょう。それでは。

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