【体験談】TOEIC500点台から1ヶ月で700点台まで上げた勉強法

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『初心者向けのTOEIC攻略法を教えて欲しい』

最近、こんなリクエストを頂きました。
これまで、TOEIC800〜900突破に向けた記事を多くの方に読んで頂いてますが…

『TOEIC950もあると、英語ができない人の感覚わからないでしょ?』

と言われることも…。
ちなみに私のTOEICスコアの推移はこんな感じです。

TOEIC推移

大学に入学した頃はTOEIC500前後を推移していました。
大学生としてはかなり物足りないスコアです。決して最初からスコアが高かったわけではありません。
その後しっかりと英語、TOEIC学習に取り組み始めた結果、

4月:550
5月:745(195↑)
8月:840(95↑)

1ヶ月でTOEIC200点近いスコアアップを達成しています。
最初の数ヶ月でTOEICスコアが急上昇し、それ以降は少しずつ伸びていきました。
TOEICの”壁”は人それぞれで、800点まで一気に伸びる人もいます。反面、600点前後でスコアが停滞してしまう人も。

そのため、今回は中級者ゾーンとも言えるTOEIC700…
すなわち『TOEICを確実に7割正解するための最短距離』を解説していきます。

TOEIC800、900を狙うなら『英文法は全て理解できている』『苦手なアクセントや複雑な引っ掛け以外は全て聞き取れる』前提になりますが、正答率7割であれば英文法を網羅する必要もありません。
そこで、今回は『学習すべき単元』に絞ったTOEICノウハウを中心に解説していきます。

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リスニングパートの勉強法

総合的なリスニング能力のトレーニングについては、以下の記事を参考にしてください。

【TOEICリスニング対策】450点を超える倍速リスニングの勉強法

ここでは、TOEICの問題を解くための基本的なスキルを解説します。

5W1Hを聞き逃すな!

why, what, where, when, who, how

Part2で特に重要なポイントです。

会話文応答問題では、5W1Hに当たるフレーズを聴き漏らさなれければ回答できる問題が7割近くです。疑問文の最初の1単語を聞き漏らさないことが大切ですね。
ただし、900超を狙う場合、Part1&2では全問正解が基本となるので、全文を聞き取り『ひっかけ』にも対応しないといけません。

また、疑問文を聞き取れても、回答の選択肢を聞き漏らす人が後を絶ちません。
これでは意味ないですね。集中力の問題です。
45分間とはいいませんが、日々の勉強からまとまった時間集中して英語を聴くトレーニングが効果的です。TOEICだけだと退屈ならYouTubeでも良いんですよ。

【中上級向け】英語力強化に最適なYouTubeチャンネル厳選5選【目的別】

 

『数字』と『固有名詞』を聞き逃すな!

数字と固有名詞はPart3、4で答えに直結するキーポイントです。

TOEIC700を目指す段階では、まだ英文全体を聞き取れるほどのリスニング能力は無いはずです。
そのため、この2点だけは絶対に聞き漏らさないようにしましょう。
特に固有名詞はせめて『何かの名前』だと認識できないと、何か意味がある英単語だと勘違いして混乱してしまいます。

ー誰が、どの程度何をしているのか。

そのまま会話リスニングの解答になります。

また、Part1の写真描写では時系列を問う問題が出ないため、『数字』や『人』そして『状態』を問う問題が多くなります。
写真を見た上で、人の動作や数、程度などをある程度把握しておくと正答率をグンと上げられます。

 

WhatとHowのバリエーション

5W1Hを聞き取ることはとても重要なのですが、

『(How…方法だ!)』

このレベルだとTOEICレベルでもさすがに厳しいです。
リスニングでは簡単なフレーズしか使われませんが、以下の3つは重要です。

  • What for 〜?/ What 〜  for ?:なんのために?
  • What makes 〜?:なぜ?
    (何がそうさせる≒Whyに近いニュアンスで使われがち)
  • How come 〜?:なぜ?
    (Whyとほぼ同じ意味。移動手段と間違えないように…)

どれもwhyの要素を持ちますね。
WhatとHowに関しては、What(何を)、How(どれくらい?どうやって?)以外の用法も覚えておきましょう。

 

リスニングのひっかけ問題に注意

『(whenだから時を答えている回答が正解だ! )』

少しずつリスニング能力が上がってきたら、この思考は卒業しましょう。

【例題】When did the meeting end ?
ー (A) Next summer.
(B) Sorry, I’m not sure.
ー (C) The beginning of the 20th century.

という出題パターンもあります。
一応、AとCは時を答えてますが”会議の終了時間”としては不適切ですよね。

逆に『わかりません』『他の人に聞いてください』という返答は色んな質問に対応できる魔法の言葉ですよね?
質問文を聞き逃しても、解答にこの選択肢があれば正答になるかもしれませんよ。

 

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リーディングパートの勉強法

リーディングパートの基礎は『英文法』『速読力』『時間管理』『単語力』の4つです。
とはいえ、どこから勉強すべきかわかりませんよね。
ここではTOEICリーディングのスコアアップに直結する項目に絞って解説します。

最も重要な英文法は『5文型』だが…

『SVOC』という項目を覚えているでしょうか。それぞれ主語、動詞、目的語、補語を表します。高校(中学?)で習ったはずです。
第1文型(SV)やら、第5文型(SVOC)やら…

5文型を見分けろ!という高校のテストみたいな話ではありません。
TOEICのリーディングで重要なのは『文章の構造を即座に見分けること』です。
Part 5〜7 全てのセクションで必要な能力です。読解力や読解スピードにもつながるスキルです。

『文章の構成』を理解できなければ、比較や時制など、他の文法項目をいくら勉強しても無駄です。
例題として、ちょっと不自然な長文を作りました。

【例題】以下の文章の主語(S) 動詞(V) 目的語(O) 補語(C)を答えよ。
ーAll members of the management team found her the best staff of the current research project aimed at developing new method.

正解は、

All members of the management team(主語:マネジメントメンバーは全員)
found(動詞過去形:だとわかった)
her
(目的語:彼女が)
the best staff of the current research project aimed at developing new method(補語:新しい手法を開発する現行の研究プロジェクトに置いて最高のスタッフだと)

です。

  • どこからどこまでが主語か?
  • この動詞の目的語は何か?
  • 分詞がどの単語を修飾しているか?

こういった、『文の構造』を一瞬で理解できないと、Part 6、Part 7は厳しくなります。
そして、この『5文型』を確実に理解するための重要な単元が、

『前置詞』『分詞』『副詞・形容詞』『関係代名詞・関係副詞』『時制の一致』

です。重点的に勉強していきましょう。

英単語テキストは使わなくてもOK!

『単語帳で勉強できる人』はそれでもOKです。
私もTOEIC800までは単語帳を使わずに勉強していました。

ではどうやって英単語を覚えたのか。それは、

『問題集や模試を解き、わからない単語だけ覚える』

というスタイルです。
TOEIC700レベルであれば、公式問題集などを解きながらわからない単語をチェックしていくという方法でも十分すぎる単語力が身につきます。ただ、その場合は問題集3年分ほどは網羅しておきましょう。

例文とともに頻出単語を覚えられるテキストは後でも紹介する出る単特急 金のフレーズ間違いなくベストです。TOEIC500前後の人は銀のフレーズから始めてもOKです。
わかりやすく、時間をかけずに、必要な英単語を習得できる素晴らしいテキストです。

 

接頭辞より、まずは『接尾辞』

長文読解では ”わからない単語の意味を想像する”スキルも大切になってきます。

いわゆる”接頭辞””語幹”で見分ける方法ですね。
『co-で始まる単語は”共同”や”共通”を示す』などです。

しかし、英単語に加えてこれらを全てマスターするのはハードルが高いでしょう。
まず初心者がチェックしておきべきなのは『接尾辞』です。
接頭辞では単語の意味ではなく品詞を推測できます。

  • -tionは”基本的に”名詞を表す(例:caution)
  • -fulだと”基本的に”形容詞を表す(例:beautiful)

といった項目です。品詞の区別はPart 5でも必須ですね。
こういった英文法の参考書は『Evergreen』がベストです。最も人気だったForestシリーズは廃盤になっており、その後継書となっています。あらゆる英文法を参照できるバイブルとして一冊手元に置いておきたいですね。

 

時間制限を設けた勉強

『75分でリーディングを解き終わる』

正答率7割を目指すために最も大切なことです。
TOEICでの時間の使い方に関しては以下の記事で言及しています。

【関連記事】TOEIC出題形式変更!内容から対策までを徹底解説!(2016.5以降

  • Part 5と6は、25秒/問以内
  • Part 7は、1分/問 以内

が基本になります。
TOEICの問題集を解きながら時間感覚も意識しましょう。

 

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【厳選】TOEIC700突破に必要なテキスト

これまで手を出したTOEICテキストは数十冊。もちろん全てこなせた訳ではありません。
テキスト、参考書は山ほど販売されていますが、本当に役に立つのはわずかです。
ここでは、私の経験から読むべき参考書、解くべきテキストだけ厳選して紹介します。

さらにハイスコアを目指す人は、以下の記事もぜひお読みください。

【最新版】TOEICおすすめ問題集&参考書まとめ【初心者〜900超対応】

公式問題集は必須!解説も充実のTOEIC学習バイブル

『とりあえず1冊だけ』という人は公式問題集に絞りましょう。

TOEIC公式が作成した模試3年分ですから、質は申し分なし!
1つ1つの解答に対しての解説も充実していますので、この問題集を周回するだけでも十分スコアアップが見込めます。
リスニングもリーディングも、スコアアップの基本は公式問題を解くことから。TOEIC300台でも、900を超えても変わりません。

英文法の参考書はEvergreenで決まり!TOEICに絞るなら特急シリーズを

英文法はEvergreenが結論です。Forestは廃盤となっており、こちらが後継で最新の参考書になります。
【レビュー記事はこちら:『総合英語Evergreen』は受験&TOEIC英文法に最適の参考書!Forest後継の実力とは
TOEICだけではなく、受験からビジネスまであらゆるシーンで活用できる項目が網羅されています。
一生使える文法書として一冊持っておきましょう。

 

TOEICに絞るのであれば、TOEICの特急シリーズから、自分の弱点に合わせて1冊選びましょう。
1000円以下ですが、質の良い問題と充実した解説が素晴らしいシリーズです。

 

単語帳は『金のフレーズ』が結論

安くて、一番人気で、解きやすくて、覚えやすくて、最も役に立つ単語テキストが金のフレーズです。

ベストな単語帳も議論になっていましたが、結論が出てしまったのが現状です。
TOEIC500前後の人は銀のフレーズを、金のフレーズを終えて900後半を目指す人は金のセンテンスをと、それぞれ目標スコアに応じた下位互換、上位互換があります。
とにかくこのテキストに掲載されている単語が本番でも頻出するんですよね。
筆者のコラムも面白く、読みやすさも満点のすばらしい単語集です。

 

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おわりに

今回は『初心者向け』のTOEIC攻略法を書かせて頂きました。

就活・転職や昇進、大学院入試…
現状、TOEICスコアがツールとしてまだまだ使われてるのは事実。

高校をしっかりと卒業している人たちなら、勉強法を工夫すれば700はすぐに突破できます!
スキマ時間を使って、毎日精進しましょう。それでは!

コメント

  1. kngu-coro-sao より:

    いきなり質問ですみません
    60日でどのくらい勉強したしたのですか?
    時間など

  2. salawab より:

    id:kngu-coro-sao 様
    コメントありがとうございます。
    当時はだいたい毎日1時間でLR半々くらいですね。
    忙しい時はRだけ10分とかの日もあります。
    ただ、土日は模試解いたりで2〜3時間以上やる時もありました!

  3. kngu-coro-sao より:

    返答ありがとうございます。
    2,3か月で700点台いけるよう頑張ります。