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TOEIC400点台でも900点を超えられる勉強法を一気にまとめてみた

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『実践的ではない』と叩かれやすいTOEICですが、依然として大学生〜社会人の英語力測定において一番メジャーな試験です。
TOEIC=英語力ではないことは実感していますが、文法や読解、簡単なリスニングなど、今後実践的な英語力を身につけていくための『基礎力養成ツール』としては良いテストだと思います。

これまで、いくつかTOEICの勉強法について記事にしていますが、スコア別に分かれており、イマイチまとまりのない状態です。
そこで、この記事では過去記事を引用しつつ、筆者が400点台から900点超までスコアを伸ばした軌跡と勉強法について、着実にレベルアップできるようにまとめていきたいと思います。

【目次】

筆者の英語力とTOEICスコア推移

勉強法を書くとバックボーンの有無を指摘されることが多いため、参考までに筆者の英語力を掲載しておきます。

【TOEIC勉強前(大学1年)】
TOEICスコア:445
海外経験:家族旅行程度
その他の英語力:センター試験(当時リスニングなし)90%程度、英検2級

高校は理系クラスで、大学の専攻も理系ですが、それなりに英文法などのベースはあったと思います。
しかし、高3の時に初めて受けたTOEIC(IP)は445点と散々でした。
大学入学後もスコア450〜550をうろうろしていましたが、ふと思い立った2ヶ月の短期留学(豪)で英語に目覚め、しっかりと勉強し始めます。

TOEIC勉強開始後のスコア推移は、

(大学2年)3月:550
7月:745
9月:840

となりました。
最終的な英語力は以下の通りです。

【大学院修了時】
TOEICスコア:880
海外経験:短期留学2回(2ヶ月&6ヶ月)、学会発表1回
その他の英語力:TOEFL iBT 91

以降はしばらく800点台から抜け出せず、社会人になってから900を超えました。
800まではスムーズに伸びたものの、その後伸び悩んだ形です。そのため、勉強法を大幅に変えました。

【現在】
TOEICスコア:910
海外経験:1人旅&出張(前職)など
その他の英語力:日常生活に困らない程度の英会話。自分の専門なら学会での答弁可能。

ここから、僕が実践した勉強法を中心に解説していきますが、英語が得意不得意な人で、ベースは違うと思いますので、それぞれ過不足を補いながら参考にして頂ければと思います。

英語の勉強で一番大切なこと

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そもそも英語は『言語』です。
学問として追求する場合は置いといて、基本的にはペンとノートよりも、子供が言葉を覚えるのと同じく、体で覚えるのが自然です。
TOEIC低スコア帯の人で英語力が伸び悩んでいる場合、そもそも『毎日英語を勉強していない』ことがほとんどです。 

基本的なTOEIC問題集、参考書を用いて、毎日30分〜1時間程度勉強すればTOEICスコアなんて勝手に上がっていきます。
特にリスニングは、5分でも良いので毎日聴くことが重要です。

その前提で、効率良くスコアを上げていくためのヒントを書いていきたいと思います。
テキストに関しては、全てのスコア帯の人で使える『TOEIC公式問題集』を前提とします。

問題、解説ともに過不足なく、間違いなくベストのテキストです。
TOEIC関連のテキストは以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

【関連記事】新TOEICを完全対策!新発売のおすすめ問題集、参考書徹底レビュー!【新形式対応】

TOEIC500点前後の人

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基本的にこのスコア帯の人はTOEICが『聞きとれない』『終わらない』状態です。
TOEICの2時間がとにかくストレスに感じるはずです。
わからない会話、わからない長文にひたすら向き合うわけですからね。

まずはTOEICレベルの問題にある程度対応でき、時間内に終了できるレベルの勉強法を解説します。
この勉強法を『実践すれば』TOEIC700点台までは到達できるはずです。

以下の記事ではより噛み砕いて解説しています。

【関連記事】TOEIC500点台が60日で745点になった勉強法を徹底解説してみる

リスニング能力習得の基本プロセス

『毎日聴け』が結論なのですが、『ある程度』聞き取れるようになるまではストレスが大きいですよね。
リスニングの勉強は、以下の流れを意識してください。
TOEIC700点程度を目指すのであれば、3.までで十分です。

  1. 人と数字を意識して聞き取る
    特にPart1で重要です。文脈を読まなくて良いので楽ですね。
    5W1Hのうち、whohow many(much)にあたる部分を集中して聞き取れるようにしましょう。
  2. 5W1Hを忘れずに聞き取る
    Part2以降は単語だけ聞き取れても問題を解けません。しかし、細かい状況を聴き取れなくても、5W1Hさえ聞き取れれば、ある程度内容を把握できます。
    『文脈を理解するために必要な単語』だけは聴き逃さないようにしましょう。
  3. aやthe、省略形を聞き取るトレーニング
    リスニングで詰まりやすいのが、atheといった冠詞や、's'dといった省略形です。Part3やPart4で扱われてる問題など、1つの会話で良いので、冠詞や省略形も含め、全ての単語を聞き取れるまで繰り返し同じ会話を聞いてください。完璧に聞き取れてから次の問題にいきます。
    毎日異なる会話文を聴くより、1つ1つ極めていくほうが楽ですし、リスニング力も上がります。別の会話分を聞いた時に、聞き取れる単語が増えていることに気づくはずです。
  4. 一言一句聞き逃さなくする
    3.まで行けばリスニング7〜8割が見えてきます。『全然聞き取れないストレス』はほぼ無くなります。
    これ以上を目指す人は、リスニングの速度を上げるなどして負荷をかけ、精度を上げていきましょう。
  5. 流し聴きで全体を把握することを意識する
    最終的には、意識しないでも英会話を聞き取れ、問題を解きながら内容を把握できるのがベストです。いちいち脳内和訳するのは時間の無駄です。和訳グセは治りづらいので、普段から意識して『英語を英語として理解するスキル』を身につけていきましょう。

英文法の必須事項

長文で必要なことは『文脈』を読み取ることです。
文脈を読み取るには、まずは『文章の構造』を理解できるのが前提です。
そのため、最初に勉強すべき英文法は、

  1. 主語・動詞・助動詞
  2. 前置詞
  3. 分詞
  4. 副詞・形容詞
  5. 関係代名詞・関係副詞
  6. 時制の一致

です。これらを理解していないと、単語を知ってても文章を読めません。

そして、『文脈』を読み取るためには、物事の『対比』を理解しなければいけません。受験生時代によく言われました。

  • 登場人物同士の関係、優劣
  • イベントの時間軸、優先順位

が『対比』に当たります。
すなわち『比較級・最上級』非常に重要な単元となります。
時制比較だけは特に意識して勉強しましょう。

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上図のイメージです。
まずは1フレーズを理解するための英文法、そしてまとまった文章、長文全体を理解するための英文法を順序良く勉強していくことで、効率的に読解力が身につきます。

 

単語の勉強に単語帳はいらない?

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僕が一番嫌いなのは単語の勉強です。
特に『単語帳をひたすら覚えるだけの作業』がとにかく苦手です。

単語帳が苦痛な人は、700点までなら『問題集で出てきたわからない単語だけを覚える』勉強法で問題ありません。
周りの文章と組み合わせて単語の使い方も覚えられるメリットもあります。
大学受験生に人気の速読英単語と同じ、長文を読みながら覚えていくイメージですね。

 

時間感覚を養う

『リーディングを時間内に終わらせる』

一番ハードルが高いかもしれません。
基本的な英語力に加え『速読』が求められます。

TOEICは2時間で200問と非常にタイトな試験です。
のんびり解いてると上級者でも時間切れになることがあります。
普段から『時間制限を設けて問題を解く』ことが必須です。

  • Part 5と6は、25秒/問以内
  • Part 7は、1分/問 以内

これでギリギリの回答速度となります。
普段からこのタイムを意識して解いていきましょう。
この感覚に慣れれば、英語論文などの読解スピードも上がりますよ。

 

TOEIC700点から800点安定まで

800点台を目指す方に書いた記事が以下です。

【関連記事】半年でTOEIC500点から840点に上げた勉強法を徹底解説してみる

上の記事では精神論と体験談中心でまとまりがないので、ここでは勉強法について簡潔にまとめたいと思います。

 

リスニングは『全部聞き取れる』からが本番

基本的な勉強法は前章の『リスニング能力習得の基本プロセス』の通りです。

TOEIC700点、すなわちリスニングで350点を超えてくると『聞き取れない』という現象はほとんど無くなります。
しかし、なぜか回答できない…
問題は『聞き取れない』のではなく『聞き逃す』ことです。
聞き取れる能力はあるのに集中力が維持できないのです。

しかし、リスニング試験の45分間、集中力を100%維持できる人はいません。
リスニングで400〜450点を取りたいのであれば『集中しないでも聞き取れるレベル』まで持っていかないといけないのです。

 

シャドーイングとリスニング

『話せるものは聞き取れる』

言語の基本ですね。
リスニングのレベルを1段階上げたい方にはおすすめの勉強法です。
会話やライティング、発音の矯正にもつながります。

ただし、基礎的なリスニング能力が無い状態でシャドーイングを始めると、間違いなく挫折しますので注意しましょう。
まずは『リスニング能力習得の基本プロセス』に注力してください。
大学時代、シャドーイングにハマっていたことがありますが、TOEICよりも発音矯正が目的でした。

 

リーディング8割突破に必要な英文法

TOEIC8割を目指すのであれば、高校レベルの英文法はパーフェクトなことが前提です。すなわち全部必要です。
英文法テキストに関しては、英語記事では毎回言及していますが『Forest』がベストです。

『高校の英語なら大体わかる』という人は、演習中心のForest 解いてトレーニングをおすすめします。

2016年の問題形式改定では、トリプルパッセージが導入されるなど、時間内に読まされる英文量は確実に増えました。

【関連記事】TOEIC出題形式変更!内容から対策までを徹底解説!

基本的な英文法をマスターした上で、長文問題をこなし『速読力』を身につけていかなければいけません。
そのためにも英文法でつまずかないようにしましょう。
リーディングセクション400点を目指すなら、Part5とPart6では9割狙いでいきましょう。

『全部読む』か『必要な部分だけ読む』か

長文読解のスタイルは『スキミング/スキャニング』『全文読解』に分かれます。
流し読みして大意を読み取るスキルがスキミング、問題を先読みし、長文の必要な部分のみ読み解くのがスキャニングです。
普段からこの解法を意識して問題を解けば、TOEICを解く時間はかなり短くなると思います。

ただ、僕は『速読力を限界まで上げて長文を一言一句逃さず読む』スタイルです。
僕の場合『英語の長文は全部読みたくなる』という病気を患っているので仕方ないのですが、正解率、回答時間を比較して自分に合ったスタイルを選びましょう。

 

TOEIC800点から900を超えるまで

TOEIC800と900には大きな壁があります。
900を超えるとゲーム感覚の方が強いでしょうか。
セクション450点以上から5点上乗せしていくのは、かなりシビアですよ。
800点代までは『普通の勉強法』を実践していれば問題ありません。
900点以上を狙うのであれば、勉強法を工夫しつつ、負荷を上げていきましょう。

900点を取得した時の体験談は以下の記事でまとめています。

【関連記事】僕がTOEIC900点の壁を越えた勉強法をまとめてみた

 

満点を狙うリスニング勉強法

『同じ教材を使って、負荷を大きくする』

最も効率的、そして効果的な方法です。
英語教材の全てのCDを1.2倍速にしてください。

TOEICのリスニングを聞いてるだけでは、TOEIC以上のスピードの英文は聞き取れません。TOEICのスピードと張り合っているレベルでは正答率9割は難しいです。
普段から負荷をかけてリスニングを解くことで、本番は余裕を持って聞き取ることができます。

このトレーニングはTOEICに関わらず、一般的な英会話、ビジネス英語でも有効です。
上級レベルの教材を買い直さなくても、リスニング能力を一段上げられる方法です。

【関連記事】TOEICリスニング必勝法:L450点を超えるための速聴トレーニング

 

TOEICに過不足無い語彙力

リーディングで9割超を狙う場合、それなりの語彙力が必要ですが、市販の最難関の単語帳だとオーバースペックとなります。
一番メジャーなTOEIC用の単語帳をマスターすれば問題ありません。
キクタンだとAdvancedレベルが過不足無いと思います。Kindle版もある珍しい単語帳です。

また、知らない英単語が出てきた場合、僕は周りの文章から単語の性質(ポジティブな意味かネガティブな意味か等)を読み取り『接頭辞』『接尾辞』から意味を推測します。
『co-で始まる単語は”共同”や”共通”を示す』のco-が接頭辞です。
数千、数万の英単語を丸暗記するよりも、意味を推測するスキルの方が重要です。
TOEICの場合、同意語の当てる問題が多いため、ざっくりと単語の意味がわかれば正解できます。

 

おわりに:TOEICの意義

TOEIC900ゾーンまでの勉強法を順を追って解説してきました。

TOEICは依然として就活や進学の『ツール』として活用されています。
しかし、リスニングとリーディングの基礎の基礎ということを忘れてはいけません。
『日本語のチラシを読める』程度の人間が『日本語得意です!』と言ってたらおかしいですよねw

【関連記事】900点は役立つ?役立たず?実体験から『TOEIC不要論』を考える

TOEICである程度のスコアが取れるようになったらTOEFLへの挑戦も良いですよ。

【関連記事】TOEFL受験の基礎知識: iBTとITPの違いや難易度、活用シーンを解説します

スピーキングとライティングもあり、より実践的なテストとなります。

TOEICスコアを掲げて就活、転職を乗り越えるのも良いですが『TOEICのハイスコアを持っているだけ』では何の意味もありません。

『TOEIC900ですが英会話はちょっと…』

こんな人がいたら逆に印象が悪くなりますねw

英語を勉強する足がかりとしては優れたテストです。
どうせなら身になるように活用していきましょう!