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【合格体験記】公害防止管理者水質1種の勉強法を解説!おすすめ参考書&問題集も

資格(英語以外)
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2016.9.9更新

昨年10月に札幌で公害防止管理者の試験を受験しました。

 

正式名称は『水質関係第一種公害防止管理者』です。よく”水質1種”と略されますね。国家資格となっており、食品、化学メーカーの工場には必須の難関資格です。

今回は合格体験記として、資格の概要、勉強法、勉強時間等について解説していきます。

 

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小さい免状とかかと思ったらガチな証書が来て驚きました…。

 

【目次】

公害防止管理者とは

公害防止管理者の基礎知識

一般社団法人 産業環境管理協会 HPより

法律が定める公害防止組織は、基本的には「一定規模以上の特定工場」と「その他の特定工場」に大別され、次の三つの職種で構成されます。

(1) 公害防止統括者

工場の公害防止に関する業務を統括・管理する役割を担います。工場長等の職責にある方が適任で、資格は不要です。

(2) 公害防止主任管理者

公害防止統括者を補佐し、公害防止管理者を指揮する役割を担います。部長又は課長の職責にある方が想定され、資格を必要とします。

(3) 公害防止管理者

公害発生施設又は公害防止施設の運転、維持、管理、燃料、原材料の検査等を行う役割を担います。施設の直接の責任者の方が想定され、資格を必要とします。

 

すなわち、ある程度の規模を持つ工場で、工業廃水排ガスダイオキシン騒音等が一定以上発生する場合、該当する項目の公害防止管理者を置かないといけません。

中規模以上の食品、化学、製薬メーカー等で必要な資格です。

 

僕は食品メーカー勤務で、主に開発やマーケティングをしているのですが、工場の管理にも少し関わっており、工場のマネジメントのためにこの資格を取ってきました。

 

僕の職場で該当するのは”排水処理”でしたので、取得したのは”水質関係”の公害防止管理者です。

ちなみに、公害防止管理者には1種〜4種があります。

排水量の規模や、排水の種類によって、必要な区分が違います。

危険物乙種4類と甲種の違いみたいなもんですね。

水質1種の公害防止管理者は、どの規模、どんな排水の種類にも対応できます。

 

水質関係第一種公害防止管理者の難易度

私が持っている資格と比較してみますね。

ちなみに私は食品表示検定、TOEIC910、危険物取扱者(甲種)等を持ってます。

 

一番ジャンルが近いのは、危険物取扱者(甲種)でしょうか。

危険物は甲種より乙種4類、いわゆる乙4の方が有名だと思います。

メーカーの工場勤務の人は大概取得しますし、ガソリンスタンド なんかでも必要ですねー。

 

水質関係第一種 公害防止管理者は、

  • 試験問題の難易度は、危険物取扱者(甲種)の2倍
  • 覚える量は公害防止管理者(甲種)の3〜4倍

という印象でした。

ちなみに、危険物取扱者(甲種)の難易度、覚える量は乙種4類の2倍くらいでしょうかね。乙4はテキストを流し読みした印象です。受験はしていません。

 

私が受験したのは、水質関係第一種の公害防止管理者ですが、大気関係の方が少し難しいと聞きます。受験した友人談ですが。

特に生物・理学系の人は、水質関係の方が簡単だと思います。微生物による排水処理の話も多いので。

逆に化学系、機械系のバックグラウンドを持つ人は、大気関係の方が理解しやすいかもしれませんね。

 

”水質関係”と”大気関係”は、ほぼ全ての分野のメーカーで必要なので、受験者数が多い区分です。

ちなみに平成26年度の受験者数は、水質1種が約6000人、大気1種が約4200人です。

ダイオキシンや騒音は1000人以下なので、この2つの区分がメジャーなのがわかりますね。

 

なお、合格率は20〜30%です。

科目別合格制(2年間は合格科目を免除可)を取ってこの合格率なので、一発での合格者はさらに少なくなります…

結構難しい!

 

勉強時間

勉強期間は半年ほどです。

といっても、毎日勉強していたわけではありません。

 

1週間のうち、

平日4日は1時間くらい…

平日残り1日はお休み

休日は予定がなければ3〜7時間くらいですかね。

 

合計の勉強時間は、約200時間でした。

 

一般的には、150時間程度と言われます。

 

ただ、私は”確実に合格したかった”ので、少し余裕を持って勉強しました。

この点については後述します。

 

受験科目と受験結果

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”水質関係第一種”の試験科目は以下の通りです。

合格点は、各科目60%以上。

上記の勉強時間で受験した僕の結果も併せて載せておきまっす!

なお、僕の結果は、試験問題(持ち帰り可)のメモを参考に自己採点したものです。

 

(1)公害総論 

合格点:9点/15点

結果:12点/15点

”環境基本法”など、水質を含む公害全体の法規についての科目です。

これは他の区分共通で、水質関係に合格しておけば、この科目に関しては、次に大気関係等を受けた時に免除してくれます。

 

(2)水質概論

合格点:6点/10点

結果:7点/10点

ギリギリ!

…この科目では、汚水処理に特化した法規についての科目です。

公害総論もそうですが、公害に関する最新のトピックも問題に出てくるので、常に最新のテキストで勉強することが必要です。この点については後述!

 

(3)汚水処理特論

合格点:15点/25点

結果:21点/25点

この科目、めっちゃ覚える範囲が多いです!

公式のテキストでも、この科目だけ厚みが違います。

実際の排水処理における方法、機器、分析、計算…

かなりの勉強時間を要します。

排水処理のバックグラウンドが無い方は、勉強時間の大半をここに費やすことになるかも…。

僕は排水処理の分析をちょっとやってたので、わりとすんなり勉強を終わらせて、その分、(4)水質有害物質特論の勉強に費やせました。

これが幸運だった…なぜかというと…

 

(4)水質有害物質特論

合格点:9点/15点

結果:14点/15点

地獄。 

テキストの厚みは大したこと無いんですが、とにかく出題範囲がめちゃくちゃ細かい

各有害物質の処理方法、分析法について、隅の隅まで出題してきやがります。

オマケに過去問からの出題傾向を、全く無視して出題してくることも…。

僕は200時間のうち、100時間をこの科目に費やしました。

結果だけ見れば余裕だったけど、過去問解いてる時は血の気が引いたっす。

この科目は捨てて、翌年この科目に特化して再受験っつーのも割とアリだと思う。マジで。

 

(5)大規模水質特論

合格点:6点/10点

結果:8点/10点

ヌルゲー。

他の科目と比べて範囲も少ないし、難易度も低いと思います。

もちろん勉強しないと受からないですが。

たまにスゲー難しい計算式が1問くらい出るけど、その問題は捨てましょう。

 

資格の活用方法

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転職に活かせるか?

僕の場合、仕事で必要(ってほどでもないのに上司命令で仕方なく) だったんですが、転職の際にスキルとして認められるかってことも気になる点。

 

この資格はメーカーの製造現場勤務、生産管理系の職種ではかなり強い資格になると思います。

  • 難易度が高く、誰でも取得できるわけでは無い。
  • ジャンルを問わず、製造業全体で必要な資格である。
  • 工場に1人以上は必要な資格である。

以上より、スキルとして十分認められる資格だと思います。

 

実践した勉強方法

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おすすめのテキスト

一番重要なこと。

 

『問題は公式のテキストから出題される』 

 

以上です。

 

解説と問題がついている参考書なら買う価値はありますが、確実に合格したいなら、公式のテキストを用いた勉強が必須です。

 

公害防止管理者も様々な参考書が発売されていますが、おすすめは公式以外ありません。

ちなみに、僕は公式のテキストと過去問集しか使っていません。

 

公式のテキストから出題されるというより…

テキストの文言がそのまま問題になる

ってレベルなんで。

 

公害総論、水質概論の勉強法

これは、テキストを暗記するだけなんですが、注意点が1つ。

公害関連における最新の時事問題からも出題されるということです。

 

最新のテキストを使えば問題ないですが、環境省のHPにある環境白書にも目を通して、最新の情報を確認しておきましょう!!リンクは以下です。

環境省_環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

 

水質有害物質特論の勉強法

この科目以外は、

”テキストを読む”→”過去問を解く” 

の繰り返ししかしてないっす。スタンダードにお勉強!

 

ですが、水質有害物質特論に関してはもうちょい工夫しました。

この科目は、とにかく”出題範囲が細かい”んです。

出題傾向を考えて、テキストを有害物質ごとにノートにまとめました。

 

ポイントは、『化合物名』『数値』です。

  • 〜〜が沈澱するpHは11か?
  • 〜〜の分析で還元剤には◯◯を使用するか?

という形で出題されるので、その対策をしたノートがこちら。

 

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勉強の仕方はそれぞれですが、水質有害物質特論は他の科目よりも良く対策することをおすすめします。 

 

科目別合格を利用して…はアリか?

記述の通り、公害防止管理者の試験は科目別合格制度を導入しています。

ですが、私は勉強時間の項で”確実に合格したかった”と書きました。

 

なぜかというと、この制度にハマって泥沼に入ってる人を何人も見ているのです…。

 

2年は科目別合格が効きますが…

1年目で何科目か合格
→2年目で残り1科目になる
→3年目で油断し1点足りず落としてしまう
→1年目の合格科目が復活!!/(^O^)\

 

なーんて人を見てます…

 

なんで、受かるなら一発合格を目指して勉強することをおすすめしますよ!

残すなら、1科目まで!!

 

ぶっちゃけ、公害防止管理者は、思いっきり暗記科目です。

暗記!暗記!暗記!の試験です。

効率良く勉強していきたいところですが、覚える用語はしっかり覚えていきましょう。

 

2回言いますが、出題範囲は公式のテキストからですよ!

がんばりましょう!!

 

みるおか