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執行役員は貧乏くじ!?『労働組合』の仕事が業務を圧迫する現実とは

コラム
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社会人の皆さんは労働組合に加入してますか?

 

僕は今の会社に中途入社すると同時に、自動的に加入しました。

そして、入社1年目を迎えた今月…

ついに…

 

『労働組合執行役員』になりました!!!

 

食品メーカーで開発と企画、及び生産管理も行いながら、新卒の採用活動を担当し、最近は新たに工場の内部監査(ISO関係)と労働組合の執行役員を任せていただくことになったんです!

 

誰か助けて。

 

ちなみに、労働組合の役員ってどんな仕事をするかご存知ですか?

 

僕も今の会社で3社目…

どの会社にも労働組合があったのですが、いずれも執行役員は大変そうです。

 

会社員の強い味方であるはずの労働組合。

今回は、かけだし執行役員の僕が、『労働組合』の仕事の闇を書いていきます。

 

 

【目次】

 

労働組合とは

労働組合の加入率

労働組合とは、労働者の連帯組織であり、誠実な契約交渉の維持・賃上げ・雇用人数の増加・労働環境の向上などの共通目標達成を目的とする集団である。

その最も一般的な目的は『組合員の雇用を維持し改善すること』である。

出典:労働組合 - Wikipedia

 

労働組合自体は、多くの会社にあるので、社会人の皆さんはご存知だと思います。

 

ただし… 

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【参考】平成26年労働組合基礎調査の概況|厚生労働省

 

『推定組織率』というのは、言い換えれば労働組合の『加入率』

労働者全体の20%にも満たないんですね。そして微減傾向

 

これは『非正規雇用の増加』が理由と推定されています。

確かに、組合員は『管理職ではない正社員』のみで構成される場合が多いですね。

 

よく考えれば、弊社もそんなもんかも。加入率20%程度。

工場では非正規雇用のスタッフが多いし、そして何故か弊社は管理職がとても多い…

非正規社員でも、管理職も(人事権のある上級職でなければ)、労働組合を作ることは可能なのですが、実際は『正規の非管理職』に限られることが多いようです。

 

あとはベンチャー外資系では労働組合が無い企業も多いですね。

そういえば、僕が中途で受けた外資も無かったな。

給料良かったけど、福利厚生がキワどかったから辞退したんだった…。

 

労働組合の組織

弊社の組織はこんな感じです。

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多くの組合員の代表が『執行役員』で、その上に『三役(委員長・副委員長・書記長)』がいて、経営陣との交渉に臨みます。僕は執行役員。

僕は今の会社が3社目ですが、どこも同じような組織で構成されていました。

 

日本労働組合総連合会HPの情報では、1つの企業の労働組合は『企業別組合』というカテゴリらしいです。

その上に、業界単位の『産業別組合』や、都道府県単位の『地方連合会』

最終的には『国際労働組合総連合』なんて組織もあります。

 

ここまで来るとリアル感が無いですね… 

 

『労働組合執行委員』の仕事

企業別組合の中核を担う『労働組合執行委員』の仕事ですが、簡単に言うと『管理職とのバトル』です。

 

『人が足りない』等の労働環境や、『賞与が低い』等の雇用条件について、組合員の意見を集約し、経営陣と交渉する最前線です。

 

次の章では、このような執行役員の『仕事の負担』について書いていきます。 

 

圧倒的な『組合役員』の負担

通常業務が圧迫される

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今の会社は事業部ごとに執行役員がいます。

組合員が集合し、意見を言い合う『組合大会』も各事業部の執行役員が運営します。

 

しかし、以前勤めていた大企業は全国に数十の拠点がありました…。

全ての拠点に執行役員を置くわけにはいきません。

そのため、賃上げ交渉などが始まる『春闘』などの季節になると、出張に行って交渉内容等を説明しに行きます。

 

給料は『組合費』から捻出されますが、その間、通常業務は中断されます。

 

『組合活動が忙しく、通常業務に支障をきたし、上司や同僚からの信頼を失なってしまう』

このような事も起こりうるのです。

 

残業?の増加

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『通常業務に支障をきたさないように』を守り続けると、結局は勤務時間外に組合業務を行うことになります。

残業代が組合費から出れば良いですが、サービス残業になっている人も多い…?

 

仕事があるのは組合のイベントがある時だけではありません。

事務作業経理組合員への情報共有など、様々な業務があります。

組合員や経営陣とのやり取りを『営業』と捉えれば、執行役員は通常業務と同じ幅の業務をしていると言っても過言ではありません。

 

組合員のサンドバッグに…

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一番キツイのがこれなんだよな…

 

経営陣との交渉は『労使交渉』などと言いますが、労使交渉の前には、組合員からの意見を組み上げる必要があります。

大企業だと、業務後に『集会』を開き、100人以上を前に、『賃金のベースアップ』『賞与額』など、『どんな条件で交渉に臨むか』を報告します。

 

この時に…

 

『なぜ賞与をもっと上げようとしないんだ!!』

 

『もっと経営陣に強く言えないのか!!』

 

こんな厳しい意見を受ける事もあります。

 

組合員の代表として交渉に臨む執行役員が、組合員の不満のはけ口になってしまうパターンが非常に多いのです。

 

こう見ると『中間管理職』と同じストレスを抱えそうですね…。

 

執行役員は『選挙』で決まる事が多いと思いますが、立候補(多くの場合、推薦という名の押し付け合いになりますが…)した人が、よほどクソじゃない限り90%以上の信任を得られるでしょう。

たとえ、見知らぬ他部署の人間でも『不信任』に投票する人はまずいないのです。

 

こう見ると、本当に貧乏くじみたいですよね。

 

ちなみに、僕が執行役員になったキッカケは…

 

転職後、会社のノリがよくわからず、とりあえず組合活動に積極的に参加してたら、役員の皆様からの厚いご推薦を頂くことに。

くぅー!まぁ三役じゃないだけマシかー!?

 

執行役員は出世の近道!?

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労働組合に所属するメリットとして、『出世しやすい』と言われることがあります。 

経営陣と対面を取るため『出世しにくい』という噂もありますが…

 

正直、組合役員の経験自体を評価されることはないです。

 

では、なぜこのような噂があるかと言うと、

『他の組合員より管理職と顔を合わせる機会が圧倒的に多いから』

です。

 

良くも悪くも、『顔が売れる』んですね。

 

管理職に限らず、他部署の役員や組合員との関わりも多くなるので、結果としてコミュニケーションが取りやすくなり、仕事が円滑に進みやすくなるというメリットがあります。

これが出世に結びつくパターンは考えられますね。

 

『顔が売れる』が良く作用するか、悪く作用するかは、その人次第ですが…

 

やりがいがあるかは会社の雰囲気による

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僕が執行役員を引き受けたのは、今の会社の雰囲気が良いからなんです。

断れない雰囲気だったのもあるけど…

 

今の会社は、前の会社ほど規模も大きくないので、労使交渉前も大きな集会はなく、『会合』で事業所ごとに話し合う程度です。 

 

『そういえば、〜〜部の投資計画通りそうなの?』

 

『〜〜部は残業多い?ウチ最近多いんだよね。』

 

のような雑談に終始することが多い。

基本的に『攻撃する人がいない』ので、組合活動も非常にやりやすいです。

 

ですが、前の会社だったら、絶対に引き受けたくないですね。

ストレスがハンパなさそうだ…。

 

本来は、従業員の待遇を改善し、会社を良い方向に持っていくための『労働組合』です。

社員が協力しあって、『押し付け合い』じゃない役員選挙になれば良いのですが…

きっと多くの会社ではそうもいかないんでしょうね。

 

 

まーた忙しくなりそうだ。

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みるおか