学生や若手社会人におすすめしたいビジネス雑誌の特徴と購読価格を比較してみた

ビジネスを行う上で、マーケットや社会情勢のきほんを知っておくことは大切です。
僕は普段は日本経済新聞(会社で購読)を読んでいるのですが、気まぐれで週刊ダイヤモンドや、自分の専門に特化した情報誌(”食品と開発”など)を読みます。

就活生時代は日経新聞の電子版日経ビジネスを購読していましたが、日経新聞は読まない日もあって結局解約しちゃいましたね苦笑
日経ビジネスは週刊なので社会人になっても飽きずに購読!
内容もわかりやすいので、気になる箇所をクリップして保管していました!

こういった雑誌を読む上で重要なのは、どの本から情報をインプットするかよりも、自分が読み続けられる好みの本を見つけることです。
ズボラな僕にとっては新聞よりも週刊誌の方が合っていました。

代表的な経済誌といえば週刊東洋経済日経ビジネス週刊ダイヤモンドなどが挙げられますが、他にも経営やマーケティング、商品開発に特化した雑誌など、各業界、各職種に特化した情報誌がたくさん発行されています。
『名前は知ってたけど…』と試しに読んでみると、想像以上に質の高い情報が集約されていることも…

とはいえ『自分に合うビジネス誌』を見つけるのも難しいですよね。
そこで、この記事では就活生や新社会人にも読みやすい経済誌を中心に紹介します。
各ビジネス雑誌の特徴や購読費用まで、基本情報をかんたんにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

ビジネス誌、週刊経済誌のメリット

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さて、社会人や就活生は『日経新聞』をおすすめされることが多いですが、新聞よりもこれらの媒体が優れている理由として

  1. マーケットや政治経済の全体像をお手軽に把握できる
  2. 週刊誌なので『毎日読まなきゃ…』という負担がない
  3. 図やグラフを活用した見やすいレイアウト

が挙げられます。

毎日届く新聞に、情報の『網羅性』『新規性』に関しては週刊ビジネス誌は遠く及びません。
その代わり、そのトピックの背景や基礎知識を知らない人では内容がつかみにくいといった点がデメリットになります。
就活生や新社会人はよく意気込んで日経新聞を購読しはじめますが、結局続かずに資源ごみ一直線になることも…

この点を補ってくれるのが週刊ビジネス雑誌です。
マーケットや企業の知識がまだ少ない学生や新社会人は、週刊ビジネス雑誌でマーケットの全体像を把握することから始めましょう。

『わかりやすさ』と『手軽さ』に強いこれらのビジネス誌から入れば、途中で息切れしにくいです。
また、一度基礎知識を身につけてしまえば、新聞やニュースから得られる情報も段違いです。

このように、限られた時間でマーケットのトレンドをインプットできるのが週刊ビジネス雑誌!

まずメジャーな4誌を紹介します。

 

日経ビジネスは就活生、新社会人におすすめNo.1

学生から社会人1、2年目あたりに最もおすすめしたいのが日経ビジネスです。

日経ビジネスは定期購読者数だけで約20万人と最もメジャーな商業誌で、企業レポートからニューストピックといった必見ジャンルから、環境問題経営オピニオンまでカバーした幅広いトピックを扱っています。

東洋経済ダイヤモンドなどと比べると比較的”広浅”で、学生でもわかりやすい記事作りになっています。
扱うジャンルに関してはメーカー寄りの記事が多く、話題の新アイテムや最新のテクノロジーに関する話題が多いです。
逆に投資経営に関する話題、経済全体の情報という面では他誌に劣るので、最も初心者向けのビジネス誌と言えるでしょう。

ビジネス雑誌の購読で迷っている方は、日経ビジネスからスタートしましょう。

発売日定期購読のみ(一部書店では取扱あり)
購読費用【雑誌】
22000円/年(440円/冊)【雑誌・電子版セット】
27400円/年(540円/冊)
学割あり!
日経BP学割で約3割引で購読可能!

また、日経ビジネス等を発行している日経BP社ですが、学生向けに『BP学割』というサービスを展開しています。
日経ビジネス以外にも『日経コンピュータ』『日経パソコン』『日経デザイン』『日経トップリーダー』といった専門誌に加え、『ナショナルジオグラフィック』や英文誌の『The Economics』等も学割価格で購読できます。
日経ビジネス半年で一般は12300円だが、BP学割だと約3割引の9600円(384円/冊)

就活生から新社会人、メーカー勤務の方に1冊おすすめするなら間違いなく日経ビジネスですね!

 

『週刊ダイヤモンド』は投資などのエンタメコンテンツも満載

週刊ダイヤモンドは、幅広い情報を1冊でカバーしたい人におすすめの経済誌です。

『書店で最も売れているビジネス雑誌』の名の通り、経済動向から企業情報に加え、投資テクなど、エンタメ性のに富んだ経済誌です。
週刊ダイヤモンドを開いてまず目につくのがグラフや図、チャートを駆使した読みやすいレイアウト
記事あたりの情報量が多く、購読者に経営者層が多いメディアですが、新入社員や就活生でもスラスラと読むことができますが、全く一般常識がない…という人は少し厳しいです。そういう方は日経ビジネスからスタートしましょう。

個人的には、情報量、読みやすさともに、日経ビジネスと週刊東洋経済の中間に位置する雑誌だと感じています。

投資や株、保険など『カネ』に関する情報が豊富なのも週刊ダイヤモンドの特徴です

ビジネスや経済、投資、トレンドまで…1冊で全てカバーしたいワガママな社会人は週刊ダイヤモンドがおすすめですね。

発売日毎週月曜日
購読費用(定価657円/冊)
25,700円/年(514円/冊)
58,600円/年(391円/冊)
学割あり!
学生特別割引で約4割引で購読可能!
半年契約で8,200円(328円/札)

(週刊ダイヤモンドの定期購読は、なぜかホテルやゴルフ場の特割バックナンバー読み放題のサービスもついています。)

 

PRESIDENT(プレジデント)は経営視点を身につけたい人に

PRESIDENT(プレジデント)は、起業や経営を扱ったコンテンツが多く、20代後半〜の社会人におすすめの雑誌です。

節税貯蓄術マネジメントスキル人脈の形成術など、経営者の視点に立った記事作りが特徴で、キャリア形成に役立つ情報も得られます。
学歴差別や採用に関するリアルな記事も満載で、良いことしか書かれていない採用サイトとは違う『現実』を知りたい就活生にもおすすめの雑誌です。
僕自身も採用に携わっているので、 WEB版のプレジデントオンラインはよくチェックしています。

高学歴はごめんなさい?中小企業の採用担当が『学歴逆差別』に悩む

『一億貯まる生き方』から『女の口紅はなぜ、赤いのか』まで、ハイクラスのビジネス視点が得られるのは魅力です。
1つ上のビジネスマンを目指す人は目を通しておきましょう。

発売日隔週月曜日
購読費用(定価690円/冊)
【雑誌】
21,000円/2年(438円/冊)
28,500円/3年(396円/冊)【電子版】
12,000円/1年(500円/冊)
学割あり!
学割購読で1冊あたり325円
雑誌のFujisan.co.jpからプレジデントを検索

PRESIDENT(プレジデント) は雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jpからお得に購読できます!

 

硬派なビジネス情報は『週刊東洋経済』

週刊東洋経済は、ある程度マーケットや経済の知識を身につけた社会人におすすめしたいビジネス雑誌です。
東洋経済新報社は就活四季報、会社四季報を発行している会社ですね。

雑誌のコンセプトが

『硬派なニュース、もっと読もう』

となっており、学生には少しとっつきにくいイメージですが、コンテンツが多角的な視点で構成されており、取材に基づいた鋭いコンテンツが特長です。ちゃんとトレンドトピックも扱っていますよ。

定期購読のハードルを高いと感じる方は、東洋経済オンラインをチェックするだけでもOK!
政治経済やマーケットに加え再生医療教育・収入に関するオピニオン・コラムなど、他誌があまり扱わないトピックも充実しています。

東洋経済オンラインのエントリーを見るとわかるように、客観的に情報を羅列するだけではなく、記者独自の意見でトピックを掘り下げており、かなりエッジの効いたコンテンツになっています。
この記事作りを『面白い』と感じられるかどうかが『週刊東洋経済向け』かの分かれ目ですね!

発売日毎週月曜日
購読費用【雑誌】
15,800円/6ヶ月(632円/冊)
28,000円/年(483円/冊)
学割あり!
学生特別割引で約4割引で購読可能!
『週刊東洋経済』定期購読からチェック!

週刊東洋経済は雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jpからもお得に購読できます!

 

おわりに

情報をインプットするために、どんな媒体を選ぶかは大切ですが、続かない、あるいは読んでいてつまらなかったらダメ!
全く興味がわかないメディアを読みながら『わかった気』になっただけで全体を理解できていない人も多いです。

学生や新社会人は、最新トレンドを深く掘り下げるより、まずは様々なジャンルのトピックにおいて、背景や歴史、将来の展望など、基本的な知識を身につけておくことが重要です!
ベースの知識がしっかりしていないと、どんな媒体を読んでもインプットの質は下がってしまいますからね。

この点、ビジネス雑誌は非常に役立ちますが、雑誌ごとにいろんな特徴があります。
自分が”面白い”と思えるメディアを見つけて、継続していくことが大切です。

まずはいろんな経済誌に目を通して自分に合うものを見つけましょう!