東北に引っ越した元関東民が必須だった防寒・防雪グッズを紹介していく

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今年も生きて冬を越せた\(^o^)/

東北地方に配属されて2年が経ちました。
一昨年の春に来たので、こちらで冬を越すのは2回目!

東京で生まれ育ち、勤務地も関西と関東しか経験がありませんでした。
その中でいきなり東北、しかも豪雪地帯と呼ばれる場所に引っ越すことになり…

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去年の12月はこんな感じでした。東京だと+10度以上暖かい…

最初は『ロシアかな?』と戸惑うだけでしたが、慣れてしまえば意外と住みやすいものです。
ただし、電車もない農村部では笑えません。
防寒、防雪対策が死活問題ですし、実際に毎年死者が出ています。

さて、皆さんは防寒対策というと何が思い浮かぶでしょう。
僕もこっちに来てから地元の人に聞いてみたのですが、彼らにとっては当たり前の生活用品。
『暖かい地方』の感覚がないので、どうも話が合いません。

『言わなくても持ってると思ってた』

というような防寒、防雪グッズもあり、引っ越し初年度の冬は大変でした…

今日は、東北の雪国に引っ越した関東民が、あって良かった(なくて困った)と感じた必須防寒グッズをまとめていきます。
現地民は当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、気候が違う地方に引っ越すと寒暖の感覚がわからないもの…
これから寒い地域に引っ越す人、特に降雪量の多い地域に住む人は、ぜひ参考にしてください。

 

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防寒グッズ

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暖かいアウター、ジャケット

まずは無いと死ぬレベルの物を。
冬はアウターでオシャレをしたい時期ですが、雪国では保温性防風性が第一です。
関東ではトレンチコートや薄手のPコートを着ていましたが、こんな布切れでは寒さはしのげません。

てなわけで冬はダウンジャケット一択ですね。
これまでGUのリーズナブルなダウンを着ていましたが、防寒機能は及第点といったところ。コスパは良いですね!

使いこみ過ぎてとうとう破れて中身が出てきてしまったので、来シーズンは水沢ダウンを買います。

 

ネックウォーマー・レッグウォーマー

『最高気温が氷点下』がどういう環境かというと、歩いていると鼻毛が凍るレベルです。急いで帰って家で鏡を見ると鼻毛の辺りがキラついています。

屋外を移動する場合、とにかく肌の露出を極限まで下げることが必要です。
タートルネックやマフラーがあれば良いですが、必要に応じて口元まで隠せるネックウォーマーや、冷えやすい足元を保温するレッグウォーマーを着けると、体感温度がめちゃくちゃ上がります!

ちなみに僕は消防団なのですが、年始には出初式というイベントで、吹雪の中で半日以上作業しなければいけません。害悪!
こういった防寒具は命綱みたいなもんですな。

 

ニット帽・耳あて

消防のユニフォームを着て雪中に6時間待機させられた僕が感じたのは、耳が凍るとマジで痛いということです。
耳まで隠せるニット帽があると嬉しいですね。
女性は耳当てなんかあると暖かさとあざとさを両立できるでしょう。

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ちなみに僕は耳あて付きのニット帽を愛用しています。
フォーマルな服装には合いませんが、モッズコートやダウンジャケットなどのモコいアウターに合わせると結構良い感じです。

 

厚い靴下

友人が1月に僕の家に泊まりに来たのですが、アンクル丈(笑)のショートソックス(笑)を履いてきて爆死してました。東北なめんな。

靴下ですが、ふくらはぎまで長さがあることは当たり前ですが、僕はスノーボード用の厚手のソックスをプライベートでも使用しています。
もちろんタイツレギンスも必須アイテムですね。

 

【おすすめ】洗濯できるルームブーツ

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思いのほか大活躍しているアイテムがルームブーツです。

僕は洗濯可能なナイロン性のルームブーツを愛用しているのですが、マジで足元が暖かいので、冷え性の人はぜひ一度試してほしい!
風呂場やキッチンなど、微妙に暖房が効いていない部屋やフローリングを歩く時に重宝しますが、ぶっちゃけ結構ムレるので匂いが気になります。
洗濯できるルームブーツ、ルームシューズがおすすめ!

 

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防雪グッズ

雪かき、スコップ

朝起きて出勤しようとすると、

『あれ、車消えてない?』

となるのが豪雪地帯です。

夜間のあいだに数10cm雪が積もり、出勤前に車の上とフロントガラスの雪を落として、エンジンと暖房をつけて車を覆った氷を溶かして、車が出せるように駐車場の雪を掘って…
出勤準備に10分以上かかることも少なくありません。

東北ではたいていアパートに共有のスコップや雪かきがありますが、急ぐ場合に備えて自分でも用意しておきましょう。

 

長靴、ブーツ

厚手のスニーカー履いているから大丈夫?
積雪1mの雪道を歩けると思うならOKれす(^p^)

雪国では長靴が必須。
特に、膝近くまで隠れ、ゴムかヒモで雪の侵入を防げる長靴が活躍します。

ただし、ホームセンターで売っているような安い長靴は滑りやすいのがデメリット。
滑りにくい厚手のブーツを別で持っておくか、滑り止め加工のあるしっかりした長靴を買いましょう。

 

アイスピックル(氷割り)

雪が降る→昼に気温が上がる→溶ける→夕方に凍る→雪が降る

この流れで、スケートリンクが雪で隠された地獄の道路が完成します。

雪道で交通事故した体験談:事故対応と便利なサービスまとめ

初冬の『どこが凍ってるかわからない』という地獄から、冬本番を迎えると『道路一面が凍っている』という本格的な修羅になります。

一部が溶けたり、他の人が自分の歩く場所だけ整備したりして、路面はかなりカオスな状態…
自分の歩く道は自分で確保しなければいけません。

必須グッズではないですが、収納に余裕のある人は、アイスピックルなど氷を割って片付けられるアイテムが欲しいところです。
弊社でも、雪の中で課長が何か作業していると思ったら、通路一面の氷を割って歩き道を作っている時がありました。
僕は平社員ですが、寒いのでそれをオフィスの中から見ていました。本当にありがとうございます。

関東だと一大事ですが、こちらでは雪で滑ってケガなんて日常茶飯事…
僕の職場でも毎年のように骨折する人が出ています…自分の身は自分で守る!

 

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電化製品・住宅用品

石油ファンヒーターとこたつ

暖房にエアコンを使う人もいますが、氷点下の気温の中でエアコンを使っていると電気代が大変なことになります。
引っ越しして初めての冬は、石油ヒーターを使わず、エアコンを使っていたのですが、エアコンを全く使っていない10月に比べて、2月は電気代が7000円以上も高くなりました…

それに比べて、石油ファンヒーターの電気代は、10畳用で月500円ほど*1です。
ただし、石油代が月2〜3000円ほど乗ってくるので注意。
まぁそれでもエアコンより安いですが…。

石油ヒーターの良いところは、コスパよりも『点けたらすぐに暖かくなるところ』だと思います。
まぁ保温性とコスパを見たらこたつ最強なんですけどね。
ちなみにエアコンは寒冷地エアコンじゃないと使い物にならないので注意。

 

ポータブルの簡易ヒーター

ポータブルの安くてショボいヒーター、結構便利なんです。

例えば、お風呂に入る時や、キッチンなど、暖房の届かない部屋で少しだけ作業をしたい時に活躍してくれます。
床暖付きのセレブは黙ろうな。

 

加湿器

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冬の乾燥対策!喉の痛みを防止するマイ必須ツールを全部紹介してみる

部屋で暖房をたいている時に注意なのが乾燥!
うっかり何も対策しないで寝ると、翌朝声が出ません…
ノドが弱い人はマスクや加湿器が必須です。

僕が使っているのは昨年買った象印のスチーム式加湿器。
10畳の部屋で、水満タンの状態からひと晩ちょうど稼働しておけば、翌朝には残り2割くらいになっています。

これを使い始めてから本当に朝が楽になりました…

 

【おすすめ】デスク用パネルヒーター

これは部屋じゃなくてオフィスで使っているのですが、弊社では『節電』という名の下に暖房がかなり控えめです…。

経理の女の子に勧められて買ったのですが、デスクの裏にマグネットで貼れるパネルヒーターが大活躍!
小さい取り付け部品があるので、スチール製の机じゃなくても使用可能です。
寒いデスクがまるでこたつになるので、仕事の能率も上がります。

膝下がめちゃくちゃ快適になるので、冷え性の人はぜひ一度使ってもらいたいですね。

 

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カー用品

スタッドレスタイヤ

ないと死ぬやつ。

 

凍らないウォッシャー液

これも必須。
普通のウォッシャー液なんて一晩でカチコチに凍ってしまいます。
しっかりと寒冷地用のウォッシャー液に交換しておきましょう。

 

車用の雪かき

道の雪だけでなく、車やフロントガラスの雪も下ろさないと出勤できません。

道用の雪かきに合わせて、車用にスクレーパー付きの雪かきも準備しておきましょう

 

番外編:路面融雪剤がヤバい!錆止め加工はした方が良い?

東北地方を車で走っていると、たまに車体下部がサビまくっている車を見ます。
いずれもかなり古そうな車ですが、雪国では融雪剤(塩化カルシウム)が金属の腐食を促進するため、注意が必要です。

先日新車を買った時には防錆加工をお願いしたのですが、ディーラーが、見た目はキレイだけど、車体裏の劣化がかなりヒドイ中古車も多いと言っていました。

一般道しか走らない場合はあまり気にしなくても良いのですが、僕は高速道路や融雪剤が撒かれている道路を走った後は必ず洗車に行き、下部洗浄しています。
どうせなら長く乗りたいですからね。

交通量の多い道路では仕方ないですが、車のメンテナンスも注意が必要です。

 

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おわりに

こう見ると、東北に来たことでめちゃくちゃお金がかかっていますね…苦笑

確かに日常生活で困ることは多いですが、慣れてしまえば楽しいものですよ。
ゲレンデも車ですぐなので、スノボー好きにはうれしい限り。
ただ、それも若いうち…体が動かなくなってくると雪かきは本当に辛いですし、老人の事故は毎冬どこでも起こっています…。

どんな地方にも良い面、悪い面ありますが、北国に来る時は防寒、防雪対策だけは忘れずに!

 

*1:100W×8h×30日×電気代約20円/kwhで約480円