友達100人以上作ったけど、最後に残ったのは最初の4人だけだった

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『ともだち100人できるかな』

 

 

……

 

…僕は大学時代、それなりに『リア充』やってたんですよ。

 

スポーツ系と文科系のサークル2つに入り、ファミレスのキッチンで4年間バイト、塾講師も少しだけやりました。

人並みに女の子と付き合い、ファッション雑誌を読みふけり、スナップ写真を撮られたことも1回だけあります。原宿GAP前に通ったんだよな。

最終的に大学院まで行きましたが、学部時代にはインターンにも参加しました。短期留学もしたりして、TOEICも当時で800は超えました。

院に進んでからは、徹夜で研究しつつ、合間を縫ってカラオケ、ボーリング、飲み会…

 

思い返すと『よく頑張ってたなぁ』なんて。いろんな意味でね。

 

結果、僕のプライベートSNS…Facebookとmixiは数百人『友人』がいます。

ほとんどの人は実際に会って遊んだり、飲んだりした人たち。

 

ただ、社会人になって数年が経ち、今でもやり取りがあるのは、ほんのわずか…

 

出張で各地に行けば近くの旧友を誘ったり、同窓会があれば当時のように仲良く話します。

 

しかし、本当に定期的に会っているのは、小学校からの友人4人だけになってしまいました。

 

『ともだち100人できるかな』

 

小学生の頃、こんな歌を歌いましたね。

最近の子は知らないんでしょうか。

 

今日は『友達』 についての話。

あなたの『友達』はどんな人でしょうか。

あなたは『友達』に何を求めているでしょうか。

 

 

 

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プロローグ:旧友のはなし

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僕が地元(東京)に戻った時に大体誘うのが以下の4人。

 

外資系の証券会社に勤める T

フリーランスのWEBデザイナーのS

そこそこな人気美容師で唯一の既婚者の H

そしてニートでチェリーのN

 

ここに、日系企業でまったり過ごす僕が入ります。

つっても僕もアラサーで3社目。

みんな主流なサラリーマンからは外れた人間達。

なんかもう異質な集団になっています。

全員中学校が同じで、転校してきたN以外は小学校も同じでした。

 

5人の共通点は正直何も無かったのですが、強いて言えば『集団で群れるのが嫌い』『お笑い好き』な事。

 

高校時代、全員で初日の出を見に行った時に、高尾山*1の頂上で、

 

『ツッコミ役 TのOKが出るまで、山頂にある物だけでモノボケ(ご褒美はあったか〜いお茶)』

 

という芸人ばりの追い込みをしていました。極寒の中で。

今では良い思い出です。

モノボケが極端に苦手な僕はいつも最後ですが…

 

受験勉強をしながら、『バナナマン』のコントをひたすら研究してた時もあります。

芸人なんて目指してなかったですが、全ては、この4人に笑いで勝つために。

 

そんなこんな、素人の遊びレベルですが、『笑い』に貪欲に育っていきました。

 

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異質な集団で育ったコミュニケーション能力

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大学に進み、僕はサークルやバイトなど色んなコミュニティーに顔を出すようになりました。

気づけば、僕はいつの間にか笑いを取る人担当に。

地元では『笑いの取れない』僕が、別のコミュニティーではバリバリ通用しました。

 

その辺の大学生なんて、

  • 真剣な顔して下らない事を言う
  • ちょっと斜め上のモノに何かを例えてみる

なんて基本的なテクニックを駆使すれば、ある程度面白い奴になれます。

 

当時の僕は、客観的に見れば『コミュニケーション能力があるユニークな人間』だったと思います。

地元に戻れば『つまらないキャラ』『笑いの機転が利かないキャラ』なままなんですけどね。

アラサーになった今でも。

 

そんなこんなで、僕はその勢いのまま、様々なコミュニティーで様々な人に出会い、幅広い交友関係を築いていきました。

 

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『キャラ作り』は悪ではない

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様々なコミュニティーにいると、様々な人間に出会います。

 

思い返せば、色んなキャラクターの僕がいました。

 

大学院では研究肌の僕。

サークルでは下ネタばかりで騒ぐ僕。

バイトではリーダーっぽい僕。

 

知らず知らずのうちに、僕はその場に合ったキャラに…

というより、僕は、そのコミュニティーで過ごしやすいキャラクターに寄せていく性格なんですよね。

 

『キャラ作り』をしてるつもりはないのですが…。

 

僕は、どこでも自然な自分でいたつもりなんです。

 

何か戦略のある『キャラ作り』ではなく、自分がそのコミュニティで過ごしやすい姿でいただけ。

 

自分の中にある様々な自分の中から、そのコミュニティに合った自分を探し出して、表に持ってくる。

 

こんなイメージです。 

 

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『刺激のある友達』と『刺激のない友達』

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こんな感じで、僕は人付き合いに関しては、ある程度『柔軟性』を持った人間だと思っています。

 

その甲斐あってか、僕が所属したコミュニティー、数百人との『友人』達との出会いから、様々な『刺激』を貰いました。

 

僕はたまに『価値観でブン殴られる』という表現を使うのですが、まさにそんな感じ。

 

起業しようとする人や、大企業に行く人、海外の大学院に行く人、反対に全然学校に来ないで遊んでばかりの人、夢を追うフリーター…

 

様々な出会いは間違いなく僕を成長させてくれました。

 

ただ、現在でも交流が続く4人が彼らと異なるのは、この『刺激』なのです。

彼らとの間には、全く刺激が無いのです。

 

彼らも、僕の本質も、基本的には、

『他人の一挙手一投足に興味無し』

『合わないものはしょうがない』

『来るものは選ぶけど、去る者追わず』

な人間なんです。

言ってしまえば『ドライ』な人間たちの集まり。

 

どれくらいドライかというと、この間、ニートのN5年ぶりに年末年始の集まりに顔を出したんですね。

親からの指令でバイトを始めたそうです。それで引きこもりを脱出したとか。

 

Nが現世に戻ってきた情報を聞いたので、僕は美容師のHとともにサプライズでNを連れてったのですが、残りの2人は…

 

『えっ!?おぉ…え、なんで?まぁいいや。どうする?どこの店行く?』

 

こんな集団です。

連絡が全く取れず、死亡説まで出た友人なのに。

 

仲は良いんですよ。

この時も、5年前と同じ雰囲気で、クソみたいな話が続きました。

 

こんな『何の刺激も無い』関係が、とても心地が良いのです。

 

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大人になると『落ち着く人』を求めるようなる

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『恋人と結婚相手は違う人が良い』

なんて言いますよね。

僕は未婚なので良くわかりませんが。

 

人それぞれでしょうが、これも刺激のある恋人と、落ち着きのある結婚相手…ということでしょうか。

 

正直、今でも20歳前後で出会った数百人の友人達に、ネガティブな印象は全く無いのですが、結局『刺激のない』旧友の下に落ち着いてしまった感覚です。

 

今でも『刺激のある』交流はウェルカムです。

そういった交友関係も続けていきたいと思います。

ただ、それはあくまでも『非日常』を楽しむ感覚に近いかもしれませんね。

 

その『非日常』だけで人間関係が構築され、いつの間にかそれが『日常』になってしまうと、少し息切れしてしまう。

 

緩急の効いた人間関係が、僕にとってベストなのかもしれません。

 

 

そういえば、僕もブログを始めて『オフ会』というものに参加する予定がポツポツと出てきました。

どんな『非日常』が待っているのか…

 

楽しんでいきたいですね。

 

 

 

みるおか

*1:西東京にある山

コメント

  1. Nikon1J2dejicame より:

    たしかにそうだわ~、私も相手にわせるというか、自分がいやすい自分になってます。
    そして、恋人は刺激で結婚相手は刺激無しもそうかもー。なんなんですかね、冒険するにも戻れる場所があるからなのでしょうか?
    そろそろ、背水の陣で刺激の世界に行こうかなともおもっておりますが、、、

  2. salawab より:

    (id:Nikon1J2dejicame)さん
    コメント有り難うざいます。
    刺激を求めるか、安心感を求めるか人それぞれですね。僕は後者の方が強いです。
    刺激もたまには欲しくなりますが…

  3. salawab より:

    (id:Nikon1J2dejicame)さん
    コメント有り難うざいます。
    刺激を求めるか、安心感を求めるか人それぞれですね。僕は後者の方が強いです。
    刺激もたまには欲しくなりますが…

  4. rico86 より:

    自分のなかで最近の友人に対する違和感の招待がわかった気がします。ありがとうございます。(๑•̀ㅂ•́)و✧