スマートな雑記ブログ運営のすすめ:カテゴリーのミニサイト化とネタ創出法

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ブログを運営する目的は人それぞれです。

PVや収益を意識する人から、日々の備忘録とする人、何かを発信したい人、自分のインプットを体系化したい人など…

僕もブログ開設直後は毎日更新していましたが、徐々に週1、2に…そして月1、2と…まぁありがちなパターンですね。

別で特化ブログも運営していることもあり、合わせると週3〜4程度で更新していますが、仕事のついでとなると時間を作るのが難しいです!
マッチョに数字を追っているわけではないと言いつつ、目が行ってしまうのも事実…。
趣味ブロガーは限られた時間で効率的にブログを運営していきたいところです。

さて、以前は僕の得意(?)ジャンルでもある専門記事のライティングスキルについて書きました。

1記事で10万PV稼ぐ『読まれる専門記事』の書き方

この記事はブロガーやライターの方にたくさんシェアしていただき、良いリアクションも頂けたのですが、中には、

『そう言っても書くネタがない』

『何個も記事を書けるほどそのジャンルの知識がない』

といった悩みも見られました。

そこで、今回では記事作成のヒントとなる『ネタ出し』の方法についてまとめていきます。
専門ブログではなく、雑記ブログの中であえて特化記事を書くメリットについても書いていきますので、興味のある方は是非参考にしてください。

 

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特化ブログを『新たに』立ち上げるリスク

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ブログを長く運営していると、新たにサブブログを立ち上げる人もいます。

”メインブログとは別に適当に書きたい”という人もいれば、”ある程度ノウハウが掴めたので得意ジャンルで特化サイトを作りたい”という人など。
中には『今の雑記ブログは色んな記事が散らばってしまっているので、別にブログを立ち上げてきれいなサイトにしたい』という人もいます。

そういう方に一度考えてもらいたいのが

『本当に新ブログを立ち上げるメリットがあるか』

ということ…。

新しくブログを立ち上げるということは、ドメインも記事数もゼロからのスタート…
最初のブログで運良くスタートダッシュを切れた人が、新ブログではなかなかアクセスに結びつかないこともしばしば…

僕自身、前にビジネス特化のサイトを友人と2人で作っていましたが、友人の海外転勤が決まって更新が滞り…今ではほぼ放置です(^p^)

  • 記事ネタが100個以上かんたんに思い浮かぶようなジャンルがある
  • 雑記ブログではできないサイト構築、収益化など明確なビジョンがある

このどちらかに当てはまらない場合は、既存の雑記ブログの1カテゴリとして運営した方が効率的です。

ドメイン力も強く、最初から既存読者に読んでもらえ、数記事しかネタがなくても雑記なら問題無し!メリットしかないですね!

僕が別で運営するブログは僕の専門に特化させているので記事ネタ自体はいくらでも思い浮かびます。
別のカテゴリを淘汰してしまうほどネタが多い場合は、新たなサイトを立ち上げて専門性を深めた方が良い結果につながるかもしれませんね。

 

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雑記ブロガーが目指すべきは『カテゴリーのミニサイト化』

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100記事は無理でも、10記事、5記事ならなんとか書けそう! 

僕のように広く浅い趣味や特技しかないパンピーの方々におすすめしたいのが、雑記ブログにおける『カテゴリーのミニサイト化』です。

ブロガー視点で言えば『雑記のひとカテゴリーを関連性の高い記事で充実させて、アクセスと回遊性の向上につなげる』ことを目標とします。

  • 自慢できるほどではないけど釣りが得意。
  • 最近ハマりだしたスポーツがある。
  • 少しマイナーな資格を取りました。

このようにライトにハマっている趣味や特技では、特化ブログを立ち上げるのは難しいものの、雑記ブログ運営者にとってはネタの宝庫です。

今日は、このように”サイト化するほどではないけど、情報として提供したいジャンルがある人”に向けて、僕がやっている”ネタ出し”のプロセスをご紹介します。

 

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ネタ切れにサヨナラ!効率的なカテゴリの満たし方

ここではネタ出しの方法について、順を追って解説していきます。
書きたいジャンルがあってモヤモヤしている人は、是非記事を見ながらチャレンジしてください。

 

大カテゴリとなるベース記事の作成

まず、自分が書きたいと思っているジャンルを抽出します。

 

英語・食品・ゲーム・アプリ・水泳・バスケ・ダイエット・入試・動画編集・プログラミング・WEBデザイン・就活・営業・ギター

 

何が思い浮かんだでしょうか?

まずは、思い浮かんだキーワードについて、年代や習熟度など『全ての層に向けた基本的な記事』あるいは『最もボリュームが大きい初心者に向けた広く浅い記事』を考えてみましょう。

例を挙げると、

  • 初心者でもわかるプログラミングの基礎知識
  • 知識ゼロから転職を成功させたウェブデザインの勉強法
  • ギターを始めたい人がまず最初に知っておくべきこと

などなど…。
ニュアンスが伝わったでしょうか。下線部がポイントです。
(※すべて専門外なので適当です)

ちなみに、僕がこの雑記ブログで扱っている英語(TOEIC)ゲーム(ポケモン)について、ベースとなる記事は以下です。

ざっとスクロールして頂くと『共通点』が見つかると思います。

ヒントはこれらの記事から飛んでいる内部リンク…
どの章にも関連記事が貼ってあることがわかるでしょうか。

適当な位置にアクセスが欲しい記事を置くのではなく、より詳細な情報が欲しい読者がクリックしたくなるような位置に、ジャストタイミングで関連記事を置くことを心がけています。
同時に、ここから飛んでいる枝葉の記事(仮にブランチ記事としましょう)からは、このベース記事へのバックリンクも貼ってあります。

ベース記事はアクセスを稼ぐことが主目的ではありません。
英語の記事だと、はてなブックマークで約1400シェアしてもらってますが、検索流入はささいなもの…
この手の記事はライバルが多く、強力な特化サイトもあり、雑記ブロガーが検索上位を狙うにはハードルが高いのです。

このベース記事の目的は、ネタ出しの源になることに加え、アクセス源となるブランチ記事たちに筋を通すことです。そのまま幹と枝の関係ですね。

ビッグキーワードで検索されなくても、細かいキーワードからたどり着くユーザーが欲しい情報を網羅することで、ユーザーの満足と直帰率の改善にもつながります。

ちなみに、このブログの直帰率は内部施策前は90%を超えていましたが、今は85%前後で推移しています。
5%というとインパクトが小さいかもしれませんが、PV10万程度のブログで約5,000アクセス、PV50万のブログだと2.5万アクセスのインパクトとなります。
ユーザーへの導線を整理するだけで月数万アクセスが変わるのですから、バカにできませんよ。
月に必ず5,000アクセス来る記事を新たに書くのは大変なことです。

 

カテゴリーの細分化:5W1Hの抽出

我々のような弱小雑記ブロガーが最初に狙うべきは、中ボリューム以下でターゲットを絞った記事を、ピンポイントでぶっ刺すことです。

前章でベースとなる記事ができたら(タイトルだけでも可)、その記事を構成するキーワードを抽出してみましょう。

僕が例に挙げた

  • 知識ゼロから転職を成功させたウェブデザインの勉強法

だと、

 

最初にやったこと・使った転職サイト・使用した参考書・期間・参考になったサイト、人・1日の勉強時間・ライバルは?

 

などなど…。
ベース記事の5W1Hを抽出すると考えれば簡単です。

When、Who、Where、How difficult、How often…

『広浅』な記事からはいくらでも抽出できるはずです。

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このようなイメージです。

最初に一本柱となる記事を作っておき、そこから5W1Hを抽出すればネタはたくさん。
少なくとも10記事くらいはタイトルが思い浮かぶはずです。

特に『難易度別』『関連ツール』はネタの山。
数字と組み合わせることでスモールキーワードを確実に掴みつつ、関連ツールで物販につなげることも可能です。
そのツールを使って成長した記録が見てわかれば記事の信頼性も上がりますよね?

このプロセスを崩さずにいけば、雑記ブログにありがちな”記事が散らばってワケがわからない”という状況にはなりませんし、それぞれのカテゴリーがユーザーの知りたいことを満たすミニサイトに成長するわけです。

 

内部リンクの整理:目指すは『クモの巣』状のカテゴリー

さて、成長の軌跡がわかる関連記事を充実させても、読者に届かなければ意味がありません。

”より詳細な情報が欲しい読者がクリックしたくなるような位置に、ジャストタイミングで関連記事を置く”

と前の章で言いましたが、最適な場所…すなわち読者が疑問を抱くところで答えに導く導線が必要です。

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このようなイメージです。

記事を充実させたら(可能なら記事をつくりながら)、ネットワークを作るように読者の導線を整えてあげましょう。

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”この記事を作ったらあの記事につなげて…”

自然とそういう思考になれば、雑記ブロガーとしてネタ切れとは無縁になるでしょう。
同時に記事を書く優先順位も決まります。
ここであまりにもブランチ記事が多く思い浮かぶようであれば、特化サイトにチャレンジする時かもしれません。

限られた時間で効率的に…

社会人ブロガーも暇じゃないですからね!( ˘ ³˘)

 

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おわりに

初めに書いたようにブログを書く目的は人それぞれです。
自己満足のチラ裏で良いならそれも1つのブログの形。

ただし、ある程度の数字を求めるなら、情報、表現を工夫しなければいけません。
限られた時間しかないなら、そこに効率を求める必要もあります。

社会人として時間を無駄にせずスマートに運営できるよう頑張っていきましょう!