アクエリアスウォーターが2016年6月20日に発売になりました!
ちょうどタイムリーに下記の記事を書いていたので、僕も飲んでみようと思いまして早速買ってきましたよ。
アクエリアスとポカリスエットの違い決定版!成分,浸透圧,代謝まで徹底解説!
”アクエリアスから水が出る”
がキーワードですが、果たして…。
今日は話題の大型新商品『アクエリアスウォーター』の成分と味を解析しながら、徹底的にレビューしていきます!
アクエリアスウォーターの成分と味
アクエリアスウォーターの成分は以下の通りです。比較対象として既存品のアクエリアスと並べています。
”アクエリアスから水が出る”という事で、各成分、風味が薄くなっているのかと思いましたがそうではありませんね。
カロリーと甘さ(炭水化物≒糖類の量)は既存品のアクエリアスとほとんど差がありません。
Vaamゼロ等の低浸透圧(ハイポトニック)飲料や、果汁入りいろはす等のミネラルウォーターに近い配合を想像していましたが違いました。
アミノ酸や人工甘味料を抜く事によって全体的な風味を軽くしたアクエリアスという位置付けですね。写真の通り、アクエリアスと違って色が清澄ですが、これらの成分が抜けた影響と考えられます。
酸味料はクエン酸、酸化防止剤はビタミンCなので、合成添加物は香料しか含まれていません。食品添加物に敏感な人にはおすすめです。
実際に飲んでみると、既存のアクエリアスと甘さはほぼ同等ですが、味のキレ、甘さのキレが良いように感じました。スッキリ感が増しているとでも言いましょうか。
成分表示の糖類の項目にはカッコ付けで果糖、砂糖と書いてあります。
すなわち果糖が原材料で一番多い成分となりますが、果糖は低温での甘みが砂糖の1.5倍となり、短時間で甘味が消えるという特徴があります。この特徴を生かして”キレの良さ”を出すというのは食品開発ではメジャーな手法です。
下図は糖類の甘味の特徴を比較しています。ショ糖は砂糖の正式名称です。
【引用】砂糖、果糖、ブドウ糖はどれが一番甘いの? | 味覚ステーション(砂糖の科学,2006)
アクエリアスウォーターの甘味自体は通常のアクエリアスと変わらない(やや高い?)ものの、味のキレをよくする事によって、体感する甘味はアクエリアスより低く感じる人も多いと思います。
最初にドカンと甘味が来ますが、一気に消えていきますので。
僕は通常のアクエリアスの後引きの強さが気になっていたので、アクエリアスウォーターの方が好みの味ですね。
ただし、ミネラルウォーターを想像して飲むとまったく違う味なので注意しましょう。
味のキレを良くしたアクエリアスとして飲むと良いと思います。
アクエリアスウォーターの吸収性
こちらも、アクエリアスとポカリスエットの比較記事と同じ手順で算出しました。
図のように、アクエリアスやポカリスエットと比較してわずかに浸透圧が低くなっています。
アミノ酸など他の成分が無くなっている事が理由ですが、低浸透圧のハイポトニック飲料と比較すると顕著に高く、ジャンルとしては等浸透圧のアイソトニック飲料になると言って良いでしょう。
アクエリアスウォーターの水分吸収性はアクエリアスやポカリスエットとほぼ同じという結論です。
おわりに
アクエリアスウォーターのコンセプト”アクエリアスから水が出る”を不思議に思っていた人も多いでしょうか。
『アクエリアスの味は好きなんだけど、ちょっとしつこいな…』
こんな人向けにアクエリアスのキレを良くして飲みやすくしたアクエリアス。
これがアクエリアスウォーターの正体と言って良いのではないでしょうか!?
気になる人は是非一度試してみてくださいね。
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みるおか