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僕が空き巣被害に遭った時の出来事【侵入経路、空き巣の手口、対策など】

日常
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数年前、僕は北関東の田舎で研究者として働いていました。

住んでいたのは国道から分かれた小さな道路沿い。こんなところです。

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騒音は少ないですが、それなりに人通りもあり、駅も近く…

最高の立地条件だと思っていました。

間取りは1LDKの風呂トイレ別で6万円弱。駐車場も付いています。
福利厚生が整っていたので自己負担は1万円ちょっと。
社会人になりたての若者にしては十分すぎる生活でした。

 

しかし、住み始めて2年が経過した頃事件が起こります。

 

【目次】

いつもと違う雰囲気

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※画像はイメージ

 

当時の家は、電子ロック式で鍵はありませんでした。

ボタンを押すと自動で施錠され、暗証番号で開錠します。

 

あの日、会社から帰って暗証番号を押そうとするとエラー音が…。

出社時に施錠ボタンを押し忘れたようです。

年に1回くらい、鍵をかけ忘れることはありました。

 

『(鍵かけた気がするけど…)』

 

そう思ってドアを開けた瞬間、

 

『(…おかしい!)』

 

そう確信したのは、ドアを開けて下駄箱が真っ暗だった時です。

 

僕の家はドアを開けると自動で下駄箱の明かりがつきます。

意図的にスイッチを切らない限り、反応しないことはありえません。

すると、僕に向かって弱い風が吹いてきました。

僕は廊下の明かりをつけ、自分の部屋にゆっくりと入っていきました。

 

荒らされた部屋

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※画像はイメージ

 

部屋の明かりをつけると、あまりの『違和感』にしばらく立ち尽くしました。

部屋が散らかっていたわけではありません。

 

閉めておいたクローゼットと洋服タンスは半分だけ開いており、机に積んだはずの書類は床に落ちていました。
デスクに置いておいたiPadはソファーの上に無造作に置かれていました。
閉めたはずのカーテンも半分開いています。

 

『(誰かに入られてる…)』

 

ここではまだ何が起こったか理解できず、違和感でいっぱいの部屋をゆっくりと歩いていきました。

 

すると、ドアを開けた時と同じ風が吹いてきました。

 

嫌な予感がして窓に近づくと…

 

f:id:salawab:20160907201731j:plain事件後に自分で撮影した写真です。
帰宅時にはシャッターは開いていました。

 

ほんの少し、大人の腕が入る程度の大きさで、きれいに窓が割られていました。
割れていたというより、『切り取られていた』と言った方が正しいかもしれません。
同時に、床に落ちているガラス片も見つけました。

 

この瞬間、僕は空き巣に入られたことに気付きました。

部屋に入った時の違和感…あの弱い風は割られた窓ガラスの隙間から吹いてきたものでした。

 

空き巣と気づいて…

空き巣に入られたと気づいた瞬間、僕は部屋中を駆け回りました。

 

隠しておいた通帳
身分証
会社の資料
パソコン
タブレット
服やバッグなどのブランド品…

 

盗まれたらマズい物を探し周ったのです。

風呂場やクローゼットなど、人が隠れていそうな場所は全て確認しました。

怖さもありましたが、

 

『(ふざけやがって!)』

 

という感情の方が強かったのです。見つけてぶん殴ってやろうという気持ちもありました。

 

空き巣の犯人はすでに逃げており、幸いなことに思い当たる物品は全て部屋の中にありました。

 

『(何も盗られていない…?)』

 

ここで一息つき、警察に電話しました。
110番へ電話したのは初めてでした。

 

警察に電話が繋がった後、場所、被害状況などを伝ると、5分程度で到着すると報告を受け、電話を切りました。

落ち着かないので部屋の外で待っていると…

 

『…大丈夫ですか…?』

 

隣に住む夫婦が話しかけてくれました。

 

『いやー、やられましたわ。空き巣ですね。窓ガラス割られて。』

 

『実は夕方に知らない車がみるおかさんの駐車場に停まっていて…変だなって思ってたんですけど…みるおかさんの車とは違うし…』

 

『えーそうなんですか?じゃあそいつが空き巣なんですかねー苦笑』

 

『見てたんなら通報してくれよ…』という感情が出そうになりましたが、僕が逆の立場でも『変だなぁ…』くらいで済ましていたと思います。
警察が来るまで話相手になってくれてありがたかったですね。
警察に電話してからは、諦めもありましたが、非常に落ち着いた気分でした。

 

警察が来るまでの間に僕は上司にも電話しました。

 

『すんません、明日午前休でお願いします…』

 

『なんだー?体調不良か?』

 

『いや空き巣に入られて。』

 

『マジ?』

 

『窓ガラスの修理とか明日になると思うんで、午前休いいですか?』

 

『いや、いいけど…マジ?

 

『はい…大事な物は盗られてなさそうですけど…。あ、もしかしたら全休取るかもしれないですけどいいですか?』

 

『え?いいけどさ!…マジか!!

 

『はい。これから警察きます。』

 

『まだ来てないのかよ!お前なんて時に電話してきてんだよ!

 

警察が来る
→現場検証
→なんかややこしそう
→明日もなんか事情聴取とかあるのかな
→窓ガラスも直さなきゃ
→明日会社行けないかも
→上司に連絡しなきゃ!

 

くらい落ち着いていたんです。社畜の鑑です。

しばらくすると3人の警官がやってきて、現場検証が始まりました。

 

警察の対応

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現場検証

1人の警官は僕に、もう1人は隣の夫婦に話を聞きに行きました。
残りの1人は鑑識です。
ドラマのような指紋採取が目の前で行われました。

だいぶ気分も落ち着いていた僕は、研究者に戻り、

『その粉の成分は何ですか?』

『アルミニウムが入った粉末です。脂肪分に接着して指紋を浮きだたせるんですよ。』

『へー!』

のような会話もしていました。感心している場合じゃねえ。

 

さて、警官から事情を聞かれたものの…

 

『お金は盗られた?』

 

『現金は置いてないです。』

 

『パスポートとか通帳とか。』

 

『あ、パスポート!…あり…ますね…』

 

『ブランド品とかは?』

 

『全部…あります…』

 

『うーん…じゃあ下着とか…』

 

『……あります。』

 

『そっかぁ。じゃあもし他に何か盗まれてたら後で連絡してください。』

 

なんかすいません感…。
被害と言えば、窓ガラスを割られて、部屋が散らかったくらいです。

 

『部屋中にその粉を撒かれてるのが今のところ一番大きな被害です。』

 

とは言えませんでした。
ざっくり拭いてはくれたんですけど、その日以降、僕の部屋は所々キラキラ光っていました。

 

空き巣のタイプと侵入経路

さて、ここからは警官から聞いた話です。

 

当時、流行っていた空き巣は2パターン。

  1. 現金のみを狙うタイプ
  2. 換金できる物品も狙うタイプ

現金のみを狙う空き巣は意外と多いのです。
特にパソコンやタブレットなどは、盗難対策が施されていることが多く、足がつくリスクが高いそうです。同様に通帳、パスポートもハイリスクです。
ブランド品なども換金時に足がつきやすく、専用のルートを持っていないニワカ空き巣は現金だけを狙うことが多いとのことでした。
逆に、グループで窃盗団をやっているような場合、根こそぎ物品を奪われる可能性もあります。大抵は外国人グループだそうです。

 

侵入場所は1階の窓からが一番多いです。
僕の部屋は1階で、窓の前はアパートの駐車場です。
比較的人通りの多い道路に面していましたが、逆に静かすぎる場所では不審者が目立ちやすいので敬遠されるようです。
窓にはシャッターがついていたのですが、たまたま開けていた日に空き巣に入られてしまいました。
運が悪かったのかもしれませんが、空き巣は留守の日をチェックしている場合が多く、シャッターが開いている日を狙われたのかもしれません。

 

空き巣はテープやバーナーを使って音が出ないように窓ガラスを小さく破壊できます。
脱出後もなるべく長時間気づかれないよう、鍵を開けられる大きさだけ窓ガラスを切り取るのです。

 

警官と一緒にベランダの手すりを確認すると薄く土のついた手形が残っていました。
(手袋?のため指紋は無し)

これが一番ゾッとしましたね。

 

【要注意】空き巣の被害に遭った時のタブー!

さて、僕は空き巣の被害にあった時、いくつかタブーを犯しました。
警官に注意されたことを振り返ります。

 

【危険】部屋を確認する前に110番しよう!

盗まれたらマズい物を探し周ったのです。

また、風呂場やクローゼットなど、人が隠れていそうな場所は全て確認しました。

部屋の物品をむやみに動かすと、犯人の手がかりを消してしまう可能性があります。
現場検証と一緒に、盗まれた物品を1つ1つ確認するので、まずは警察を呼んで対応してもらいましょう。

 

【危険】空き巣に気付いたら家の外に出よう!

『(ふざけやがって!)』

という感情の方が強かったのです。見つけてぶん殴ってやろうという気持ちもありました。

一番危険なのは空き巣と鉢合わせすることです。

特に女性は異変に気付いたらすぐに安全な場所に出ましょう。

帰宅音に気付いて、部屋の中に空き巣が隠れている場合があります。 

暴行などの被害に遭う可能性も忘れてはいけません。

 

空き巣被害後の日々

当日は仕方なくシャッターを閉めて寝ることにしました。
幸い、不動産経由で保険に入っていたので、翌日には無料で窓を張り替えてもらいました。

 

とはいえ、空き巣に遭った家に住み続けるのも気分は良くありません…。
僕は比較的鈍感なのでそのまま住み続けましたが、外出時には絶対にシャッターを閉めるようになりました。

隣の家はダミーの防犯カメラを仕掛けていましたね。
こういった『脅し』も空き巣には効果的だそうです。
空き巣はとにかくリスクを避けますからね。

 

おわりに

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出典:住まいる防犯110番(警察庁)

 

不法侵入による窃盗、すなわち空き巣の件数は図の通り年々減少傾向にあります。
しかし、今でも1日あたり100件以上の空き巣被害が発生しており、油断は禁物!

 

何も盗られなかったのは幸運でしたが、

 

『最近は空き巣よりストーカー被害が多いのでそっちにも気をつけてくださいね。』

 

みんなもしっかり防犯しような!

恐ろしい恐ろしい。

 

みるおか